北森 隆士 先生からの回答
脂質(脂肪)代謝異常は、
・先天性
・後天性:甲状腺機能低下、糖尿病、副腎機能亢進症、閉塞性肝
臓疾患
に分類されます。後天性というのは、他の疾患が原因ということです(上記の疾患などです)。
ミニチュアシュナウザーは、このうち先天性高脂血症の好発犬種です。
高脂(脂肪)血症は、高コレステロール血症と、高トリグリセリド血症に大別されますが、どちらかといえば、高トリグリ血症になる方が多いと思います。
ポイントは、
血液中の脂質(コレステロール、トリグリ)が上昇していないか調べる事。
甲状腺、閉塞性肝疾患の可能性を見極めること。
これらを見極めた上で、糖尿病(Gluが425は危険です)に併発した脂肪代謝異常か、糖尿病と先天的な脂質代謝異常があるのかを
見極めること・・・だと思います。
糖尿病であれば、インスリンで、肝臓の状態も、コントロール可能かもしれません。
2006/09/16 17:01 参考になった! 0
投稿者 ジャスのママ さん からの返答
ご回答ありがとうございました。
悲しみや不安で気が動転しどうしていいかわからずにいましたが、毎日面会に行き病気と闘っている姿を見て、主治医の先生とよく相談し、飼い主として最善を尽くさなければと感じています。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
2006/09/23 05:01
脂肪肝について
はじめて質問させていただきます。
はじめて犬を飼い、今日で我が家にやってきてから2ヶ月、
ミニチュアシュナウザー、♀、生後もうすぐ5ヶ月です。
1週間位前に元気はあるのに食欲がない時があり、夏バテか乳歯の生え変わりのためかと思っていました。
9月9日嘔吐があり、ぐったりしていたので、通院、胃の働きをよくする注射をし薬服用(プリンパール、粉の胃腸薬?)、その後も嘔吐がおさまらず9月11日に入院しました。
胃腸炎、異物を食べた等いろいろな疑いからバリウム検査と血液検査を行い、バリウムで特に異常は見られませんでしたが、血液検査で、GLU:425 GPT/ALT:130 ALP:694 と異常が見られ、インシュリンも投与していただき、内科的な治療をして一日様子をみていただきました(血糖値は正常値に戻ったとの事)が、嘔吐があり状態の改善が見られないため、本日午後(9月13日)開腹手術をしたところ、肝臓が脂肪のかたまりであったとの事でした。
脂肪肝について説明していただき、先生のお話ではおそらくこの子の場合は先天的なものが考えられ、肝臓が機能しなくなったため現在の症状になったのでは、との事でした。
開腹時の特別な処置はありませんでしたが、引き続き入院し状態を見て一日でも自宅へ帰宅し最後を過ごせるように手を尽くしてくださるとのお話をいただきました。そして、今回もしこの状態を脱することができても、短命であるといわれています。
手術前の面会ではやせ細ってはいても点滴により体力がある様子で、立ち上がり私たちの顔をなめたり尻尾を振ったりしていましたが、手術後本日夕方時点では、肝機能が低下しているので麻酔がさめるのに時間がかかっているとの事でした。この子の生命力を祈るばかりです。
幼犬の脂肪肝、肝臓の先天性異常や、奇形について何でもいいので教えていただけたらと思います。肝臓が脂肪にかたまりになっているとの場合はやはりもう回復は見込めないでしょうか?何かできる治療はないでしょうか?ご意見アドバイスをいただけたら幸いです。