北森 隆士 先生からの回答
まず、早く先生に聞くことです。
>傷は5~6センチほどです
とのことですが、R・レトリバーで、肥満でなければ、
その程度の術創で、卵巣・子宮も摘出可能ですよ。
まずは、聞くことです。
>卵巣を取っただけでも、少しは子宮蓄膿症の予防にはなるのでしょうか?
『予防になるか』との質問であれば、YESです。
しかし、子宮の疾患の発生がゼロになるかといえば
やはり子宮を取らないと無理だと思います。しかし、
子宮蓄膿症発症の可能性が、低くなることだけは確
かでしょう。そのような状況があるからこそ、卵巣
だけを摘出する先生がいるのだと思います(当院は
どちらも摘出しますが・・)。
おそらく、数十%(地域差、獣医の年齢差があると思います)
の先生が、卵巣摘出のみだと思います。成書では、最近は、
卵巣・子宮の両方の摘出を進めています。卵巣の取り残しが
合った場合、もし子宮が残っていると、将来の子宮の疾患が
発生する可能性が高まります。当院では、過去に、ネコで
卵巣摘出後の子宮蓄膿症を、転院の子で経験したことがあり
ますが、それもかなり稀なのかな~と私心ですが、考えています。
2006/12/18 18:02 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
北森先生、早速お返事いただき本当にありがとうございます。
とても、丁寧に説明いただき理解する事ができまし、気持ちも少し落ち着きました。
避妊手術の方法もなぜ2通りの方法があるか疑問に思っておりましたので、その事も知ることができ本当に良かったです。
お忙しい中、御返事いただき本当に感謝しております。
これからは、自分自身でも病気の事をしっかり勉強し、お医者さんとしっかりコミュニケーションをとりながら治療ができるようにしていきたいと思います。
ありがとうございました。
2006/12/25 06:02
卵巣切除と子宮蓄膿症の関係について
はじめまして。
アドバイスを頂きたいと思い質問をさせていただきました。
宜しくお願い致します。
ラブラドール4歳です。今年9月に出産をいたしました。
11月末にオッパイに1センチほどのコロコロした物を発見し病院へ行きました。恐らく乳腺腫瘍だろうとの事で先日、手術して取ってもらいました。(現在、組織検査にだしており結果待ちです)
乳腺腫瘍はホルモンが関係しているとインターネットで知りました。また、同時に将来、子宮蓄膿症の予防にもつながると思い、思い切って「避妊手術」もお願い致しました。
私は「避妊手術」は卵巣・子宮共に摘出するものと勝手に思い込んでおりました。
私の勉強不足でした。。。
手術後、ただただ無事に終わった喜びと早く家に連れて帰ってやりたいという思いで、どのような手術であったかを聞くこともせず帰ってきてしまいました。
帰ってきて少し落ち着き、傷を確認すると避妊手術したお腹の傷は思ったより小さく、疑問に思いました。(傷は5~6センチほどです)
それから、避妊手術の事をネットで調べますと、こちらから言わない限り避妊手術は卵巣だけしか切除しない病院もあるとの事、もっと勉強して先生とよくお話しするべきであったと、本当に無知であったと自分でも情けなく涙が出てきます。
病院へは避妊手術がどのような方法だったかは、本日休診で聞く事もできませんし、今は私自身落ち着いて先生と話できる自信がありません。
「卵巣を取っただけでも、少しは子宮蓄膿症の予防にはなるのでしょうか?」
なにぶんにも勉強不足で初歩的な質問かもしれませんが、どうぞ宜しくお願い致します。