是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、meimiuさん。
ミウくんの発作が起きると、ご家族は心配になりますね。
今回のように、発作のペースが短くなった場合、坑痙攣薬を使って、発作を起きにくくする治療が行われます。
さて、今回の処方のお薬ですが、おそらくフェノバルビタールという薬だと思われます。(錠剤に書いてある識別コードがわかるともっと確実なのですが)発作の発現を抑えるのに適した薬だと思います。
薬の代謝も早く、比較的安全性の高い薬ではありますが、他の薬との併用には気をつけるようにしてください。何かの事情で他の薬を服用しなくてはいけなくなった場合は、坑痙攣薬の服用をしていることを念頭において、必ず獣医師に相談してください。
また、場合によって薬の量を調整する必要もありますので、薬を飲んでいても発作がよく起きるなどのときは、すぐにかかりつけの獣医師に相談してみてください。
突発性てんかんは、根本的な治療法がなく、一生付き合っていかないといけない病気ですので、かかりつけの先生とよく連絡をとって、先生と飼い主さん二人でミウちゃんとの生活を楽しいものにしてくださいね。
お大事に。
追記(1/25)
お返事ありがとうございます。
3とPの文字が読み取れるということですので、フェノバール(フェノバルビタールの商品名)の30mgで、間違いないと思います。あと、ひし形のちょっと変わった形のマークも見つけられませんか?薬用量を守って服用していただければ、代謝も早く長期投与も可能な薬ですので、今後は発作の回数等を見ながら薬の量を調整していただければと思います。
ミウちゃんとメイちゃんとの楽しい生活を楽しめるように、てんかんともうまく付き合ってあげてください。
我々獣医師もこうしてお手伝いが出来て幸せです。
どうぞお大事に。
2007/01/23 11:13 参考になった! 0
投稿者 meimiu さん からの返答
堤松先生
アドバイスありがとうございました。
治療方法も、なにもわからない状況で先生のお言葉を頂き、本当に安心しました。
薬を調べてみたのですが、かかりつけの先生に頂いたときに、4分の1個に割って下さったので番号の識別が難しいのですが、「3」「P」が見えました。これは、フェノバルビタールでしょうか?
てんかんは一生の問題ですよね。私はこの子達の幸せと健康を見守っていきます。ミウのてんかんが起き始めてから、メイに対してあまりかまってあげれないときがあるので、気をつけようと思います。
本当にありがとうございました。
2007/01/30 11:13
てんかんの治療について
二度目の質問になります。
前回、お答えを頂き大変心強く、役立ちましたのでまたメールをさせていただきました。
前回質問しました1歳のオス猫ミウのことなのですが、発作が月に一回ペースだったのに、1月から毎週金曜日に発作が起きるようになってしまいました。
で、あわてて先日病院に行ったところ、薬を飲むようにいわれました。
あわてていたので、薬の種類も聞かなかったのでいまさら心配になってしまいました。先生との話では興奮抑制の薬であるそうですが、詳しくわからないので心配です。先生が小さな薬を4分の1にカットしてくださり、一日1~2回あげてくださいとのことでした。私も何の不安もなく飲ませてしまいました。確かにいつもよりは安定していて、興奮もしにくくなっています。しかし副作用など起きないか、心配でなりません。
てんかんに効く薬など、ぜひ教えてください。先生方が薦めていらっしゃる薬の名前など教えていただければ安心します。
宜しくお願いいたします。