是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、のんちゃん♪
避妊手術のご相談ですが、子宮を残すことのメリットよりも、デメリットの方が多いので、私自身も避妊手術では子宮卵巣の全摘出をします。
猫の避妊手術で傷が5センチ以上になるということで、ちょっと大きいなぁというのが、実感ではありますが、それが手技の稚拙につながるかどうかはまた別の話かも知れません。
傷が小さいから上手とか大きいと下手であるという判断はあまりあてにはならないと思うのですが、普段卵巣しかとらない獣医師に子宮卵巣の全摘を頼むのは気分的に向かないということであれば、ほかの動物病院に問い合わせてもいいと思います。
安心して手術を任せられそうな獣医師と出会えることをお祈りいたします。
お大事に。
2007/01/29 17:29 参考になった! 0
北森 隆士 先生からの回答
>先生は猫は卵巣を取れば子宮の病気になりにくいと言うんですが
この答えはYseです
しかし、
>100%では、ないですよね
この答えもYseです。
つまり、卵巣摘出で病気予防の効果はかなりあるが、完全では
ないということです。
どういった事態が想定されるかというと、例えば卵巣の取り残しがあった場合の子宮蓄尿症などです。通常は卵巣を100%とるのが
基本ですが、異所性に(通常はない箇所に非常に小さい卵巣組織が発生している場合)卵巣がある場合、子宮が残っていると子宮蓄尿症の可能性がのこるわけです。
事実、当院でも、1例だけ、転院の子でしたが、避妊手術をしたという猫での子宮蓄膿症を経験しています。
私の思うところ十数%の獣医師が卵巣のみの手術かもしれませんので、色々議論があるところでしょう。しかし、成書、さらに獣医療先進国の米国における術式をみても、最近は卵巣・子宮摘出術が基本だと思います。
2007/01/29 20:17 参考になった! 0
避妊手術につて教え下さい
こんにちは。本日は避妊手術について教えて頂きたい事があります。
我が家のステラはトリコモナスで一時は大変でしたが
今は元気で特に問題が無さそうなので避妊手術をしようと思ってるのですが
メスは卵巣と子宮を両方取る場合と卵巣だけ取る場合があると聞きました。
私としては今後の病気の事を考えて、お腹を開けるなら
両方取って欲しいと思っていたのですが、今まで通ってきた病院は
卵巣のみを取る手術だと言われました。
もちろん私たちが頼めば両方取りますとの事なんですが・・・
先生は猫は卵巣を取れば子宮の病気になりにくいと言うんですが
どうなのでしょうか?100%では、ないですよね。
卵巣のみを取る手術を勧める先生は子宮を取るのは下手なのでしょうか?
子宮も取ると傷口は5cm以上になると言われました。
答えて頂ける範囲で構いませんので 宜しく お願い致します。