だいじょうぶ?マイペット

どんな病気が考えられますか?

質問カテゴリ:
鼻の異常 / 皮膚の異常

対象ペット:
/ ミックス / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
高知県 / みえっちさん

 
2007/02/17 01:16

初めまして宜しくお願い致します。
1年前に里子に頂いた1歳半の雑種、♂、8kg弱です。去勢済。近親交配で生まれて、譲って頂いた時に3つの膀胱結石がありそれは、すぐ治療してなくなり、結石が出来やすいタイプと診断されてそれ以来ずっとPH調節のフードを食べています。

半年位前から鼻の上の辺りに来た時から薄っすらとハゲた後がありましたがそこから脱毛が広がり、鼻の半分位まで皮がハゲて鼻の中まで炎症が広がっています。鼻の横が普通は、塞がっていますが腫れているのでかなり隙間があいています。
病院も2件診て頂きましたが日の当たりすぎとか土を掘るからなどの回答でした。そして、菌があるかないか?メガネのようなので覗いてみて1件目は真菌あり、2件目はなしでした。そしてステロイド、抗生物質の飲み薬でした。今、ステロイドは3日塗って止めて、抗生物質は15日間飲みましたがあまり改善されていないようです。
カサブタが剥げてもまた同じようなカサブタができます。
主人の水虫が移ったか?とも思いますが病院の先生はここには、うつらないと言い薬あるのみと言います。
アレルギーを疑ってもみますがフードがPH調節しかやっていないのですがフードに問題があるのかも?とも思います。
遺伝的な体質もあるのでしょうか?
今後、どのような検査をしてみたらいいでしょうか?

里子に来る前は、1軒家に80頭の犬がひしめき合って暮らしていたようです。満足に餌も当たらない状態で糞尿まみれだったようで何を食べていたかはよくわかりません。その中での近親交配なので色々の病気がこれから出てくるかも・・・と思いますので宜しくお願い致します。

こんにちは、みえっちさん

ふぁいと君の写真、拝見いたしました。

たしかに、真菌症や、細菌感染、日光過敏症の疑いもあると思いますが、その他に考えられるものとして、天疱瘡や、円盤状紅斑性狼瘡と呼ばれる、自己免疫性の病気の可能性もあると思います。
(わたしとしては、他の部位(特に耳)の病変がほとんど出ていないようなので、紅斑性狼瘡の疑いが一番大きいような気がするのですが)
かさぶたや皮膚からの材料採取による顕微鏡での検査、培養、血液検査等により鑑別をしていった方がいいと思います。

ただ、自己免疫性の病気による病変の場合は、投薬を中止すると再発するなどの可能性も高いので、気長に病気につき合っていく覚悟は必要だと思います。
大変な子供時代を過ごしたふぁいと君がみえっちさんの元で幸せな生活を送れるようお祈りいたします。

どうぞお大事に。

投稿者 みえっち さん からの返答

早速の回答ありがとうございました。

やはり、もう少し検査をしてみた方がいいですね。まだ、「薬で様子を見てから」という状態です。今度病院に行って検査等お願いしてみます。

色んな病気がありますね。勉強になりました。ありがとうございました。

 鼻の上にこのような皮膚炎を示す皮膚疾患はたくさんあります。
まずはアカラス症などの寄生虫感染と皮膚糸状菌症の検査は必ず実施しましょう。
 特に皮膚糸状菌の検査は慎重に実施しなければいけません。
紫外線ランプのみに頼る診断では見逃したり、逆にフケやカサブタを糸状菌と見間違えることがあります。
 糸状菌症の診断は毛やカサブタに真菌が見つかったときに確定できます。
里子に来る前の環境を考えると、糸状菌はきっちりと調べておく必要がありそうですので、顕微鏡検査あるいは糸状菌の培養検査を検討して下さい。
 また、アカラス症の検査は難しいものではありません。局所のスクラッチ検査で診断が可能です。
この2点は必ず検査で確認してもらいましょう。

 また、このような症状の場合、細胞診も非常に有効な検査になります。検査は簡単に実施できますので、一度検討してみて下さい。

 しかし、その他にも病気は多々あります。
膿皮症、特に皮膚深部に感染が及ぶ深在性膿皮症は塗り薬で完治せず、抗生剤の内服も2週間では完治しません。

 そのほかにも稀な皮膚疾患として考慮しておかなければいけないのが、自己免疫性疾患、甲状腺機能低下症、好酸球性セツ症などです。
これらも細胞診や甲状腺ホルモン測定などの検査で調べることが可能です。
いずれの検査でも診断がつかないときは、皮膚生検という手段があります。これは特に自己免疫性疾患の診断には有効です。

 このような症状を示すとき私は上記の手順で診断を進めています。
検査の負担や費用などの問題と病気の発生率を考慮するとこの手順が勧められます。
ただ、1つの疾患を強く疑う所見があったときは、その病気を確定するための検査を優先することも考えなければいけません。

投稿者 みえっち さん からの返答

回答ありがとうございます。
詳しい検査の内容などがよく分かりました。
少しでも早く治してあげたいと思っています。丁寧な説明とアドバイスを参考に治療を進めていきたいと思います。

雑種の里親募集

下の情報から、グループサイト 『hugU(ハグー)』ページへと移動します。
※犬の里親情報を掲載しています。

獣医師への質問はこちらから

獣医師に質問する(無料)
回答獣医師

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
ミテミテ みんなのペットコミュニティ
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
クチコミ・施設写真投稿でポイントプレゼント
会員メニュー
会員登録(無料)
サービス
はじめての方へ
質問と回答
回答獣医師への質問者からの声
動物病院を検索
登録獣医師のご紹介
登録獣医師からのお知らせ・コラム
動物病院の求人情報
サイトについて
会社概要
当サイトへのリンクについて
利用規約・会員規約
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)
インターネットにおける情報収集に関するポリシー
よくある質問
お問い合わせ
サイトマップ

グループサイト