だいじょうぶ?マイペット

突然腰が抜けたような状態になりました

質問カテゴリ:
手・足の異常

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
東京都 / ashmintyさん

 
2007/03/20 01:38

はじめまして。ウチの猫、ミスティ(メス・9歳8ヶ月)の発作について質問があります。

4日前の晩、それまで普通にしていたのに、四つんばいになって神妙な
顔つきで座り込んでいるのを発見しました。様子が怪しかったので、「ミスティ」と声を掛けると、立ち上がろうとしても後ろ足が曲がったまま動けないように見えました。そして、首を左側に不自然なぐらい斜めに傾けたまま10秒ぐらい静止したままでした。抱きかかえたところ、後ろ両足が曲がったまま筋肉が固くなっていました。静かに床に下ろすと立ち上がろうとしても後ろ足に力が入らないようで、腰が抜けたようにな状態になってしまいました。そのまま足を引き摺りながらベッドの下に入って隠れました。

救急病院へ行こうとカゴを取ってきてベッドの下のミスティを捕まえようとすると、一人でふらふらと立ち上がってまたしゃがみこみました。しかし、また歩き始めて、トイレに行ってウンチをして出てきました。様子を見ていると、10分後には普通に戻り、ご飯を食べてカウンターへジャンプしていました。

翌日、獣医さんに見ていただいたのですが外傷などの異常はなく、心音も呼吸も正常とのことでした。心筋症による大動脈血栓を疑ったのですが、先生によると、血栓による麻痺は15分ぐらいで一人でに良くなるケースは見たことが無いとのことでした。血液検査(CBC)の結果、全て正常値であるがコレステロール値が高いと言われました。結局、様子見と言われて帰ってきました。

質問ですが
1)大動脈血栓による麻痺でも短時間で回復するケースがありますか?
2)コレステロール値が高いと言われましたが、脳梗塞の可能性もありますか?
3)心筋症でも聴診器で心音異常が確認できないことがありますか?

このまま様子見のままで良いのかどうかとても心配です。先生のご意見をお聞かせ頂けると有難いです。よろしくお願いいたします。

1)小血栓が一時的に後大動脈を閉塞させ、その後、後肢の小動脈まで流れて行き、重要な血管を閉塞させなければ起こりえます。
 通常あまり経験いたしませんが、世の中には人知れずこのような状態になり、自然に症状が消失し、これを繰り返すうちに大きな症状を発生させてしまう事が起きているのかもしれません。人間の血栓症も良くそう言いますから。

2)ありえると思いますが、この症状からそれが言えるかどうか判断できません。

3)収縮期の心雑音が確認できたり頻脈や呼吸速拍から推定できる事もございますが、確定は難しいものです。心電図・エコー・レントゲン・症状などから総合的に判断して行きます。

 左右後肢の肉球を同じ強さで押してみて手を離したときに左右でピンク色に戻る時間が異なっている場合には軽度の血栓塞栓が続いている可能性がございます(肉球が全部黒い子は無理ですが)。また、足を前方に伸ばすことを片方だけ嫌がるようであれば疑わしいです。
 そのような場合には心臓の精密検査を行い、アスピリンなどの抗凝固剤の投与や心臓の治療や減量(あるいは食事療法)が必要なのかもしれません。
 お大事にしてください。

投稿者 ashminty さん からの返答

井上先生、早速ご返事いただきまして感謝しております。掛かりつけの先生に相談したところ、先週の所見では呼吸音、呼吸数、心音、心拍数は正常だったそうですが、私自身がとても心配そうな声を出していたので、明後日に心電図とウルトラサウンドで精密検査を行うことになりました。ありがとうございました。

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