今道 昭一 先生からの回答
指間皮膚炎を含め足先を舐めるプードルを診察する機会はよくあります。
一般的に指間や肉球に炎症を認めるときに考えられる病気として、外傷(バリカンまけも含めて)、細菌やマラセチアなどの微生物感染、アカラスなどの寄生虫感染、アレルギー性疾患などが考えられます。
しかし、プードルを診察していると、マラセチアなどが検出されることはあるけど、その他の病気は考えにくいという状況になることがあります。
このような時は一時的に入院してどのような行動をとるのかを観察してもらうことは非常に有意義です。
入院中に何を見るかというと、もともと普段から指先や後足全体あるいはその他の部分を長い時間をかけてグルーミングしていないかどうかを見たいのです。
そして、過剰なグルーミングをするワンちゃんで、たまたま何らかの刺激が加わってマラセチアが増加し痒みが強くなったというような印象を受けたときは、行動療法を加えて治療すると、ある程度の効果が得られることがあります。
しかし、まずは先に上げましたよくある病気について必ず評価してもらいましょう。
2007/03/28 10:06 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ご回答ありがとうございます。
やはり一度きちんと診察してもらったほうがよさそうなので、連れて行くことにします。
2007/04/04 10:06
走ったあとに肉球を気にして止まってしまいます。
はじめまして。5歳になるオスのトイプードルなんですが、気になることがあって質問させていただきました。
ボール遊びが大好きで、たまにドッグランで思いきり走らせるのですが、家に帰ったあと、必ずと言っていいほど前足の肉球部分を気にして舐めています。肉球と言っても直接地面に接触する部分でなく、手根パッドと言われてるやや上の方にある肉球です。
主に右足が多いのですが、たまに左足も舐めてます。
見た目に傷ついたりはしてません。
たぶん肉球だと思いますが、その近辺を広く舐めてるのでピンポイントで部位を特定できません。その近辺の皮膚なのかもしれませんが。
その後数日は家の中で走っても、肉球を気にして止まってしまいます。
だんだんと症状は軽くなって自然に治るのですが、1週間から10日くらいは気にしています。
また、そのことと直接関係があるかどうかわかりませんが、トリミング後にもやはり足を気にして舐めてることが多いです。
ただ、その時は肉球というより足の指なんですが。
何か病気の可能性もあるのでしょうか。