是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、YUMINONさん
回答の順番が逆になりますが、まず子宮蓄膿症の早期発見のための8月の検査について答えさせていただきます。
子宮蓄膿症は、病気の進行は早い部類の病気になります。子宮内に雑菌が入り込みそれらが子宮内で増殖し、膿様分泌物の貯留をもたらします。その貯留のスピードは速く、一ヶ月前は何ともなかったのに、2,3週間の間にあっという間に症状が進む事もよくあります。そのため、一年に一度位の検査だと早期発見というわけには行かないかもしれません。やはり、普段から、食欲の低下や、水を飲む量が増えていないかなどに特に注意をしてあげることが早期の発見につながることと思いますので、年齢から言っても、よく観察しておいてあげてくださいね。
次に避妊手術についてですが、かなり生理の前後に嘔吐や下痢といった症状が出るということで、手術の適応を考えるべき例だとは思います。特に卵巣に問題を抱えている可能性がありますね。
ただし、年齢的に12歳であるということ、手術などで病院でお預かりするのにストレスがかなりかかりそうであることを考慮すると、生理前のそれらの症状さえ乗り切れれば、今後は年々落ち着いてきそうだなと予想出来ますので、どうしても手術が不安であれば、このまま手術せず様子を見るという選択でもいいと思います。
手術をしなければ、子宮蓄膿症の不安はあると思いますが、上記の食欲低下、飲水量の増加などの日常の変化にはよく気をつけてあげてもらい、変化があったらすぐに超音波エコーで調べてもらえれば、大丈夫です。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください
2007/05/08 10:15 参考になった! 0
投稿者 YUMINON さん からの返答
お忙しい中、早速のご回答ありがとうございました。先生のご意見のおかげで、手術は見送ろうかなと言う気持ちになりました。
できればこのまま、痛い思いをさせず、このまま歳を重ねて穏やかに過ごしてほしいと、思います。貴重なご意見本当にありがとうございました。
2007/05/15 10:15
避妊手術は必要でしょうか?
はじめまして。柴犬雌12歳室内犬なのですが、動物病院を去年からかわり、今の先生から、避妊手術をすすめられております。現在4月末から生理で6月頭ぐらいまで症状があります。去年の生理よりおちついております。
毎年生理前は嘔吐に下痢、生理中は下痢に膀胱炎になります。
先生からは今元気な内に避妊手術をと言われてますが、高齢のため術後の体力低下も気になります。とても神経質で病院もとてもいやがります。
以前もレントゲンを取れないぐらい暴れたみたいで、術前検査でストレスがかかり手術の体力も心配です。
柴犬の寿命は15歳ぐらいだと聞いておりますが、今手術に至るべきなのか、蓄膿症になるかもわからないので、このまま様子をみるか毎日ずっと悩んでおります。手術するのであれば7月といわれております。時期的にも大丈夫なのでしょうか?それと蓄膿症予防に毎年8月位に早期発見のための検査を受けさしての予防は効果はありますか?一日も元気に長生きしてほしいと思っております。長文になり申し訳ありませんが、良きご回答よろしくお願いいたします。