是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、ショコラママ2006さん
さて、プードルの若年性白内障は遺伝的素因が指摘されていて、犬種にもよりますが、トイプードルの場合は劣性遺伝であると結論付けられています。
ただし、遺伝以外の原因からなる若年性白内障もありますので、その辺の診断は重要になります。つまり遺伝的素因によるものなのか、他の眼の病気の併発性の白内障なのかをきちんと判定しておかないと、制限する必要のない繁殖制限をしてしまうことになるからです。
両目が白内障の犬の場合は、遺伝的素因を大きく考慮しますので、繁殖には用いないようにしますが、片側性の白内障の場合は、正常な方の網膜変性が無いかをよく観察しながら遺伝的素因がないかなどの判定をしていくことになります。
若年性白内障は時間の経過とともに網膜変性が起きてきて見えにくくなる病気でもありますが、普段の生活でも、段差や、溝などで怪我をしないように気をつけてあげておいてくださいね。
また、もし遺伝的素因による若年性白内障であるならば、残念だとは思いますが、出産はあきらめていただいた方がいいと思います。劣性遺伝ですので、全部の子供が白内障になるというわけではありませんが、みんなが白内障の遺伝子を受け継ぐことになります。生まれてくる仔犬だけでなく、その後に続く孫犬達の事も考えると、生まれてくる仔犬における白内障の確率だけの問題では無いと思います。
まずは、今回のショコラちゃんの白内障が遺伝的なものなのかどうか、しっかり調べてもらってくださいね。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2007/05/08 17:49 参考になった! 0
投稿者 ショコラママ2006 さん からの返答
早々にご丁寧なアドバイスを頂き心から感謝致します。
今の所右側だけなのですが獣医さんもはっきりとは言えないようで次回また診察して頂く事になっております。
やはりもう少し様子を見てから出産の事を考えた方が良いですね。
我が家の子供達がショコラの赤ちゃんを心待ちにしていただけにショックを受けていて、私も少し焦ってしまいました・・・
少し落ち着いて考えます。
本当にありがとうございました。
2007/05/15 05:49
白内障と診断されました
はじめまして。1歳3ヶ月になるトイプードルの女の子ですが3月の終わり頃に右目がショボショボして開けにくそうにしているので獣医さんに行ったところ結膜炎と診断され二週間後に再診してもらったら黒目が白く濁っていて若年性白内障と診断されました。今の所見えにくい感じも無く、普段通りの生活ができているので、しばらく様子を見て手術するかどうかは判断しようと思うのですが・・・
当初から一度出産をさせたいと思っていて先週から二回目の生理がきました。母犬が白内障で、生まれてくる仔犬が白内障になる確率はどれくらいあるのでしょうか?出産は諦めた方が良いのでしょうか?
かなり迷っています。どうか教えてください。