だいじょうぶ?マイペット

膿皮症

質問カテゴリ:
皮膚の異常

対象ペット:
/ ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員

 
2007/06/07 21:22

ご指導宜しくお願いします
ゴールデンの男の子です。
5歳になりました
3歳くらいから、皮膚のただれ、膿、ふけなど皮膚炎症状を繰り返しています。当時、アレルギー検査では、チキン・米がだめといわれ、除去食を与えています。
ずっと「脂漏症」といわれ治療を続けていましたが
今回病院を変わったら「膿皮症」と診断されました。違いがよく分からないので教えて下さい。
脂漏症同様、シャンプーや飲み薬、注射などの処方をしてもらいました。
脂漏症との治療法にもなにか違いがあるのでしょうか。
また、具体的にうちでしてやれる対処法・予防法があれば、教えて下さい

 脂漏症とは皮脂の分泌やフケが多い状態で、体を撫でていると手がベタッとしたい、大小様々なフケが見られたり、ひどいときは体臭を伴うこともあります。
 この状態は皮膚の角質層に問題があるために見られる症状で、その問題の根幹は、肌の細胞のターンオーバー、要するに古い肌細胞から新しい肌細胞へ入れ替わるのが極端に早くなっていることにあるようです。

 この脂漏症には1つ大きな問題がありまして、それは細菌やマラセチアという真菌に対する感染防御能が弱く、何らかの要因で肌トラブルが起こると簡単にこれらの微生物感染を許してしまいます。
そして、この細菌が皮膚に感染した状態を膿皮症といいます。

 このように脂漏症と膿皮症は全く別の状態を言いますので、両者の治療は異なってきます。
第1に膿皮症が見られるときは、何よりも膿皮症の治療を優先しましょう。治療は抗生物質の飲み薬を基本として、シャンプー療法で治療を補助してあげるとよいでしょう。これが逆になってはうまく治らないことがあります。

 そして、一旦膿皮症が完治したら、次に脂漏症の治療が必要になるかもしれません。
実はこの脂漏症の治療こそがなかなか難しいのです。
脂漏症には生まれつきのものと、何か別の皮膚疾患が原因で発症するものと2つに分類されます。
しかし、圧倒的に後者が多く、その原因として食物アレルギーやアトピーが多く見られるようです。

 食物アレルギーがあるから脂漏症が起こり、脂漏症があるから膿皮症が起こる...という一連の連鎖反応が起こっているかもしれません。

 ここはアレルギー検査をもう1度見直して、最も根幹にある病気を見直し、この病気を治療することが必要かもしれませんね。

投稿者 さん からの返答

とても詳しく、そして分かりやすく説明をして頂き、ありがとうございました。まずは、膿皮症の治療に専念することですね。根気よく、様子を見てやりたいと思います。また、いろいろとご指導下さい。これからもよろしくお願いいたします。

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