杉浦 広 先生からの回答
暴れるとワンちゃんの目にあたったり、飼い主のかたの、指にあたったり、する可能性があるというのが、理由の可能性がたかいと思います。もし暴れたり噛み付いたりしそうでしたら、首輪をがっちり補定していただくか、口輪をつけていただくと良いと思います。
2008/01/29 17:07 参考になった! 0
井上 平太 先生からの回答
痛点とは神経末端の痛みの感覚受容器の事です。内臓以外ではすべての表皮にございます。ただし、痛点の密度は場所によって異なり、どちらかというと背側に少なく腹側に多いです。また末端や関節の内側に多く、胴体や関節の外側に少ないです。ですので頚部背側についで大腿外側背側も痛点の密度は少なく痛みには鈍感なはずの場所です。
しかし、どの場所でも確率の問題でちょうど痛点に針が当たってしまう事もございますし、外れてしまう事もあるわけです。
また、別の問題で注射部位を変更する事もございます。同じ場所に続けて注射して硬結したりしないように場所を変えたり、その子によって嫌がる場所があるのでその理由で変更する場合がそれにあたります。また、注射反応性の肉腫が発生した場合を考えて手術のしやすい大腿部に注射する事を奨励する獣医師もおります。
当院では犬の場合に、狂犬病は大腿から臀部に・混合ワクチンは頚部に注射して同じ場所が続かないようにしております。特に春は狂犬病の注射をして1週間でまた同じ場所に注射してしまう事を避けるため徹底しております。
これは別の問題になりますが、注射するときに暴れてしまうと皮膚なかで針が左右に振れてしまい、刺し傷が大きくなり必然的に痛みが強くなります。きっちりと飼い主の方が押さえることも重要となります。
ただ、痛みは精神的な問題もかなり左右いたしますし、ワクチンのペーハーや浸透圧濃度によっても異なってきます。メーカーによる痛みの違いや同じメーカーでもロットナンバーによる痛みの違いを経験した事もございます。
2008/01/29 21:52 参考になった! 0
八種混合の注射箇所について質問です
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。一昨年、八種混合の予防接種を受けた際、首に注射したのですが、三年前、去年は首に注射しようとしたところ、嫌がったので腰のあたりに注射しました。首に注射したときは何も無かったのですが、腰に注射された時は必ず1時間ほど経ってから急に怯えだし、だっこすると狂ったように暴れ噛まれてしまいます。時間が経つにつれ、ますます元気がなくなり部屋の隅で2日間程いじけていました。
心配になり先生に聞いたところ、「太股には痛点があるので痛がったのでは?」と言っていました。他の飼い主さんに聞いたところ、腰に注射した場合は凄く痛がると言っていました。
そこで質問ですが、何故痛点のある太股に注射したのでしょうか?多少、嫌がっても首に注射した方が良いと思うのですが。首にも痛点があり、後から痛がったりすることもあるのでしょうか?それとも、首は顔から近いため、注射の針が目に刺さる等の危険があるから、嫌がった場合は無理に首に注射しようとせず、腰に注射したのでしょうか?