だいじょうぶ?マイペット

癲癇治療について

質問カテゴリ:
ケイレンをおこす

対象ペット:
/ ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
千葉県 / Hansさん (この方の過去の質問 1件)

 
2008/02/04 01:04

はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。
ラブラドールの♂、5歳(未去勢)です。

2005年9月に初めて痙攣を起し、その後、半年に一度、最近では1~2ヶ月に一度、痙攣を起こします。
当初は後肢を折り畳み、前肢をつっぱり、意識が朦朧とする状態が10分程続く激しい発作が多かったのですが、最近は、下半身を痙攣させる、20分間程度のやや長く静かな発作に変わって来ました。

2005年9月当時に一度精密検査(脳を除く)を行い、異常はありませんでした。
その後は、治療薬の副作用も気になり、投薬よりもストレスを感じさせない生活を心がけ、暑さや興奮などをコントロールしつつ、犬のストレス発散の目的で、大好きなドッグスポーツを楽しませて来ました。
しかし、癲癇や痙攣の頻度が多くなった今、いよいよドッグスポーツは諦め、症状の緩和のために薬を服用させようかと考えています。

2008年2月にあらためて血液検査とレントゲン検査を受け、異常値がないことから消去法的に癲癇の疑いが濃いとのことで、フェノバールを最低量服用することになりました。

ただ、癲癇の治療薬は肝臓への影響や、意識が朦朧としたり、普段の歩行などにも障害が出るなどの副作用が大きい割には、症状が改善されないなどの理由から、最近では、欧米ではあまり行っていないらしいというお話も知人から聞いています。

癲癇治療薬を投与するべきかどうかを決断したいので、最近の癲癇治療の方向性などのアドバイスをお願いします。

最近の癲癇治療の方向性などのアドバイスをお願いします。

あくまで、癲癇と確定診断されているとの前提ですが、

一般的な治療の第一選択医薬として、フェノバールは未だ重要な位置を占めています。4~6週間以内に1回以上の発作がある場合や、24時間で非常に長い発作が2回以上ある場合などが、薬物療法開始のひとつの基準ではないかと思います。

>癲癇の治療薬は肝臓への影響や、意識が朦朧としたり、

てんかんは状況によっては死亡する疾患ですから、確かに上記のようなことは想定されますが、先生とあなたがしっかりコミュニケーションをとって薬物の濃度は決定すべきでしょう。

もうひとつのやり方としては、しっかりとCT、MRIなどで確定診断するという方法も「あります。

投稿者 Hans さん からの返答

北森先生、ご回答ありがとうございました。
薬物療法開始の時期など、大変参考になりました。今後、様子をみながら専門医や大学病院の診察も含めて、検討して行きたいと思います。

 てんかんの薬でフェノバールは、昔からの古くて安いお薬です。もちろん、これでうまくいくことも多いですが、やはりこの薬の副作用(多飲・多尿や多食)がでるようであれば、最近ではゾニサミドという薬があります。ただし大型犬だと今の薬よりも高価になると思います。
 ただしフェノバルビタールのようなほかの薬の薬物濃度に影響したり、肝臓の酵素の誘導により数値が上昇したりということは少ないです。
 したがって、一般的なのは、フェノバルビタール以外だとゾニサミドや臭化カルシウム(こちらは単独でなく併用)だと思います。もちろん転換を専門にされている先生は、あと2~3種類を組み合わせたりする場合もあります。
 

投稿者 Hans さん からの返答

玉井先生、ご回答ありがとうございました。
他の薬のことなど、大変参考になりました。今後、様子をみながら専門医や大学病院の診察も含めて、検討して行きたいと思います。

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