岩田 賢一 先生からの回答
はじめまして
上述のお話では歯石除去および歯肉炎処置したほうがいいと思われます。このまま薬だけの処方では解決がつきません。
薬も長く使っていると副作用もあるので危険です。
歯石で一番のリスクは心臓病です。心臓が悪くなったらもう元にはもどりません。
ばい菌が血液中にはいると
血小板とからみあい血栓ができ血管をつまらせたりもします。
麻酔をかけなければならないばあい血液検査(肝臓、腎臓のチェック)と心臓の状態をチェックする必要です。
上述の検査がだいじょうぶなら麻酔は一般的にだいじょうぶですが問題は歯肉炎の状態です。最悪、化膿していれば結構厄介です。
処置時間も長くなりますので麻酔時間も長くなる場合があります。
麻酔が安全かそうでないかは麻酔時間に起因するのです。
歯科専門の先生にやっていただければ処置時間も短くてすむかもしれませんが必ずしもそうとはいえませんので悪しからず。
歯石のつきやすいのはいちばんは食餌に起因しています。
唾液中の免疫物質が少ないか唾液の分泌量が少ない場合など色々考えられます。
とにかく歯石の付かない予防法についてもかかりつけか処置してもらい病院で相談なさってください。
2008/06/09 19:08 参考になった! 1
投稿者 あかまる さん からの返答
岩田先生。はじめまして。
お忙しい中、早速のご回答ありがとうございます!
先ほど病院に行ってきました。
実はヨダレが出ていたのは、左下犬歯より後方にできた腫瘍(?)が原因なのかもしれないことがわかりました。
なんだか顔が腫れている気がして、嫌がるのを強引に押さえ診察して頂きました。
(ごく最近できたようで、もしかしたら悪性かもしれません・・・)
息がぜいぜいはぁはぁして大変だったので、今日は抗生剤のみ処方して頂き後日血液検査となりました。
この様子から先生はとても全身麻酔に耐えられないのでは?とおっしゃていました。
ただ腫瘍が悪性で手術をしなければすぐに命に関わる状態であれば麻酔をかけてやるしかないと言われました。
とても心配です。。。
すみません。今なんと書けばいいのかわかりません。せっかく先生にアドバイス頂き、手術をしてもらう覚悟で行ったのに・・・
先生のお言葉、すごく励みになりました!麻酔も年齢じゃないなって思えました。
今は良性腫瘍であることのみ願います。
2008/06/16 07:08
歯周病悪化による全身麻酔治療のリスク
はじめまして。ラブラドール14歳のオス虚勢済の愛犬の歯周病についてアドバイスを頂きたく投稿させて頂きました。
5年ほど前に一度歯石除去の手術を行い、合計2本の抜歯をしました。
その後お話には聞いていたのですが、以前にも増して歯石が付着するのが早く、日頃からハブラシのケアに慣れずガーゼでのふき取り程度のみだったためあっという間に歯は歯石でいっぱいになってしまいました。
2年程前からは歯周病で歯茎はいつも真っ赤、口臭もひどく、最近は歯茎から常に出血があり、口を触らせる事もしません。
口臭は同じ部屋にいる事さえためらってしまうほどになってしまいました。
そんな状態でも、元気で食欲は全く衰えず、エサはふやかしていますがほとんど丸飲みです。
しかし、2日前から異常なほどヨダレを垂らすようになってしまい、そのヨダレもドロ~っとしたものです。
そこで、やはりもう一度麻酔をかけて口の中がどうなっているのか診察して頂いた方がいいのでは?と悩んでおります。
若く元気であればいいのですが麻酔に耐えられるのかどうか、、、
今の掛かりつけの先生は麻酔のリスクから手術を拒んでいます。
今まで全身麻酔は生後6ヶ月の時の股関節骨頭切除、7歳で5箇所の脂肪腫切除2回、前回の歯石除去、合計4回です。
現在半年おきに血液検査をお願いしておりますが、内臓はいたって丈夫で数値の異常は見られません。
ただこのまま放っておいて最近が肺や心臓に回ってしまわないか、それも心配です。
以前11歳のラブ友達が口の中の腫瘍切除を歯科医で有名なO先生にやって頂いたそうです。その時の話ですが、麻酔からすぐに目覚めたそうです。友人とは初めから麻酔の量も少ないのでは?との結論に終わりましたが、
やはり歯科専門の先生にやって頂けば麻酔の量も少なくて済むのでしょうか?
少しでも負担のかからない方法があるのならやってあげたい。
どんな方法でもいいです。今どうすることが最善なのでしょうか?
お忙しい中申し訳ございませんが、アドバイスをお願い致します。