是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、ゆきざるゆききさん
慣れない土地での、りんちゃんの病気の治療、本来の病気への心配以上に診察に対する不信感もあったりで心労が大変なことと思います。
お住まいの地域の動物診療、眼科診療の状況などはわかりませんが、前回の下痢に関しての一連の話などを聞いても、少々理解できないところがあるので、患者さんの側も良く用心して獣医師の話を聞くことが大切だと思います。
今回のりんちゃんのようなケースであれば、まず、眼球の角膜(目の表面の透明な膜の部分)に傷や異常がないかの観察、結膜や上眼瞼などの傷や炎症の有無、目やになどの色や粘度の判定、涙の量を計るシルマーテストなどを最初に行うことになると思います。その後、引っかかる部分などをさらに詳しく調べていくことになりますが、その判断をするのも獣医師ですので、その獣医師にある程度の知識と観察力などが必要になります。
難しいのは、現地の獣医師に飼い主さんが指示をして検査をさせても、それが数値化出来ないタイプの項目が多いため、評価が出来ないことです。
また、知り合いのブリーダーさんに薬を送ってもらうことですが、それもあまり薦められません。
点眼薬もさまざまな種類が有り、抗生物質の点眼薬一つをとっても、目の病気、状態によっては使えるもの、使えないものがあります。
それらをやみくもに使っても状況は複雑になるばかりです。
お知り合いのブリーダーさんの信頼できる獣医師などに直接、事情をお話しになり、獣医師の指示の元でゆきざるゆききさんの出来る範囲での検査や状況を説明をした上で点眼薬の処方を受けられないかお聞きになってはいかがでしょうか?
目の病気は、こすったりして角膜を傷つけたりすると、外科的処置も必要になったりするので、早めに治療を開始してあげることが大事です。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2011/06/11 11:28 参考になった! 0
投稿者 ゆきざるゆきき さん からの返答
先生、ありがとうございます。
ブリーダーさん経由で獣医師さんの指示を仰ぎます。
毎度お手間取らせて申し訳ありませんが、またここへくることがあると思います、そのときはご教示宜しくお願いします。
2011/06/18 11:28
検査方法を教えてください
またお世話になります。
飼い始めて2年がたちますが、最近目をひっかくしぐさが尋常じゃないんで、気になりメールしました。
飼い始めてから1年くらい涙焼けがひどく、目や耳、両脇あたりをひっかきまわします。
涙焼けに関しては今年に入ってから夕飯だけ手作りに替えたところ改善はしましたが、それ以降、目やにが頻繁にでるようになり、目を前足でひっかく、路面や床に頭を激しくこするんです。これは以前からあって、獣医にも相談し、人間でいう「入浴剤」みたいなのを渡され試しては見ましたが余計かゆがるので即やめました。
ひっかきまわしたりこするしぐさが昨年に比べ尋常じゃないんで、再度病院へ連れて行こうと思っています。
ただ、今住んでいる中国の獣医ははっきり言って信用ができません。
前回下痢でかかった時も「子宮摘出で治る」とか理解不能な見解を示すし、地方なもので検査設備の整った獣医が少ないのが現状で、おまけに
詳しい検査もせずに薬ばかり勧めてくるので全く信用できません。
あと、目薬ももらいましたが犬が嫌がるし(無理やりさしますが)改善の兆しも全く見えません。
今まで気づかなかったのですが、目薬は抗菌剤のようですが成分表示が全く、このままさし続けてよいものか不安で日本にいる知り合いのブリーダーさんに目薬を送ってもらおうとも考えています。
エリザベスカラーでさえまだ手に入らない状況です。
普段、このような症状を訴えるワンちゃんが来られた場合どのような検査をされますか?
その検査手段を伺い、現地でできそうなものを私から現地医師に指示してやってもらおうと思っています。
ちなみにここではX線が限界で、CTやMRIはヒト様用の医療機関にしかありません。
どうか知恵を貸してください。
お時間があるときで結構ですのでよろしくお願いいたします。