是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、ミムロ君の飼主さん
失明したミムロ君のケアの仕方についてのご質問ですが、木曜日の深夜の発作からふらふらするというお話が少し気になります。ミムロ君の目を見ていただきたいのですが、そっと顔を手で支えて正面から顔を見た時、目が左右もしくは上下に小刻みに動いたりはしていないでしょうか。もしそういった眼球の動きがある場合は前庭障害がある可能性がありますので、病院での診療をお勧めします。その場合、薬によりふらつきがおさまる可能性があります。
是非、一度確かめてみてくださいね。
さて、ではご質問にもどりますが、いろいろなところにぶつかって大変という話。ケージの中ではストレスがたまるのではないかという話ですが、ケージにある程度の広さがあれば、ぶつかったり、思わぬ段差のある室内放し飼いよりはミムロ君も安心できると思います。怪我をさせてしまうリスクも減ります。
また、たえずうろうろするといった行為は体が安定する場所を求めての移動の場合が多いので、ケージのコーナーの柵などで体が安定すると静かにしてくれたりします。
また、ケージも丸形のサークルでもいいのですが、かえって通常の四角型のサークルの方が体が安定して安心できるかもしれません。
円形のサークルだといつまでも周囲をぐるぐる回る行為をする子もいますので、わたしはあまりおすすめしていません。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2011/10/13 10:25 参考になった! 0
投稿者 mimuro さん からの返答
是松先生、ご回答ありがとうございました。
実は2年半ほど前にも大きな発作があり、その時は眼振もあり、嘔吐もありました。診察の結果消去法から考えて脳に腫瘍がある疑いがあるということでした。今回の発作はそれとは別ものと考えるのが妥当で、眼振もありませんでした。気にかけていただきましてありがとうございました。
質問から5日ほどたったのですが、少し見えないことにも慣れてきたのか、少しずつですが上手に歩けるようになってきました。先生のアドバイス通りケージを少し広めにして、薄いクッションなどでカバーしていこうと思います。
この度は誠にありがとうございました。
2011/10/20 10:25
失明した犬の飼い方について
はじめまして。老犬の飼い方についてアドバイスをいただきたいと思い、質問させていただきました。
15歳のT・プードルオスです。2年ほど前から白内障によりだいぶ視力はよくなく、同じように耳もほとんど聞こえていないのですが、木曜日の深夜てんかんのような発作がありその後急に歩行もふらふらするようになり、いろんなところにぶつかっていて、元気がなくなり、少し回復はしたのですが、どうやら様子を伺っていると失明した疑いがあります。
そこで今後の飼い方についてご相談です。
今までゲージにいれて飼っておらず、留守番の時も部屋に放し飼いにしていました。
いろいろぶつかってかわいそうなので丸型のゲージで飼おうかとも思ったのですが、今まで入れてなかったので窮屈に感じるのではないかと不安です。逆に今までどおりで時間はかかるものの見えなくても徐々に放し飼いのまま慣れさせるのがいいのかどちらがよいのでしょうか?犬のストレスが少ないのはどちらか、教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。