だいじょうぶ?マイペット

自分で毛を噛んで抜いている

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ トイプードル / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
岡山県 / ライトさん

 
2012/01/17 01:39

はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。トイプードル(男の子1歳8ヵ月)です。
少し前から、左の後ろ足の毛が無くなってピンクの皮膚がむき出しになっています。どうやら自分で噛んで毛を抜いているようです。
だんだんひどくなっているので、先日病院に行って診察してもらいました。
色々な要因が考えられると言われ、まず皮膚の痒みを抑える薬をもらいました。今現在カラーをつけていて、自分で噛まないようにしていますが、カラーのストレスがひどいようで、見ていて辛いです。
痒みがそんなにひどい感じではないので、たいくつを紛らわす遊びかもしれない、と先生に言われました。
普段はサークルに入れていて、散歩も1日1回15分程度なので、遊びが足りていなかったのかもしれません。構ってほしいサインなのでしょうか?今は散歩を1日2回にして、もっと遊ぶ時間を作るようにしていますが、毛を噛んで抜くのが癖になっている場合はどうしたら治るでしょうか?
早くカラーを取ってあげたいです。深刻に悩んでいます。
ご回答よろしくお願い致します。

はじめまして。京都のかく動物病院、山下かくです。
後ろ足をかじるということですが、癖によるものと考えるにはまず病気をしっかり除外しないといけません。
つまり痒みがあるのかということですね。
痒みのある皮膚病には、ばい菌やカビの感染によるもの、ノミやカイセンヒゼンダニ、ニキビダニなどの寄生虫によるもの、食べ物によるアレルギーによるもの、ハウスダストや花粉など環境に原因があるアレルギー(アトピー)によるものなどが主にあげられます。
これらをひとつずつ除外できて、はじめて癖によるものではないかと考えます。
ばい菌感染によって起こす皮膚病の場合、湿疹があって痒みがでてきます。湿疹がなく痒みだけなのであれば、可能性は低いかもせませんが、抗生物質を投与して改善するのかどうかでしんだんします。
カビやニキビダニは皮膚検査で除外します。カイセンヒゼンダニは検査にひっかからないことが多いので、試験的に虫を殺す薬をつけて除外します。
それでも改善しない場合はアレルギーを疑います。
湿疹などがなく、痒みだけの症状で、比較的若くしてでているのでアレルギーの可能性も十分あると思います。
食べ物アレルギーはアレルギーを起こす原因となる物質を除いて作った、除去食を2か月間食べて、改善するかを確認します。
それでも改善がなければアトピーと診断します。
アトピーであれば治療はステロイドになります。
コントロールができない場合、癖の関与も考えるといった感じですかね。
薬で改善はみられたのでしょうか?薬がステロイドであったのであれば、少しでも改善していた場合、やはり痒みがあると考えたほうがいいと思います。
実際に診ていないので何とも言えませんが、太ももの部分をかじっているのであれば、経験的にアレルギーを疑いますね。
上記のプロセスもある程度痒みがないと、改善しているのかわかりにくくなってしまいますので、痒みの程度によっては様子を見ることもありますので、かかりつけの先生とよく相談して、治療していってください。
お大事に。

投稿者 ライト さん からの返答

お返事どうもありがとうございました。

癖と考えるのはまだ早いのですね。
アレルギーの可能性もあるということなので、しっかり病院で診断してもらって治療したいきたいと思います。
早く元気になってもらいたいです。

本当にありがとうございました。

こんにちは。
ワンちゃん、ネコちゃんの問題行動の治療を専門としています獣医師・牧口香絵と申します。

らいとちゃんの行っている行動は「葛藤行動」といいます。
ストレスや葛藤、悲しみやいらだちなどの感情を埋め合わすために自らの毛を抜いたり、なめ壊したり、かじったりする行動です。
この行動がひどくなると 葛藤行動→ 常同障害 と移行します。

常同障害になると、ストレスなどを感じていないときでも毛を抜いたりするようになり、最終的にはらいとちゃん自らも止めることができない行動となり一日の大半をこの行動をするようになります。


1歳8ヶ月と若く、またトイプードルという犬種は活発で1日にかならず40分程度の運動、遊びが必要となります。
また甘えん坊な子も多いので留守番が長いと不安を感じると思います。


常同障害にさせないためにも以下のことを改善してあげてください。

1.散歩は1回30分以上行ってあげてください。散歩中だたリードをつけて歩くのでは物足りません。
  一緒に走ったり、公園などでロングリードをつけておもちゃをなげたりしてのびのびした動きができることが大切です。

2.1日20分以上おもちゃを通じて遊んであげてください。ご家族とのコミュニケーション、絆を深めるには  散歩、トレーニング、遊びを介して楽しい時間を共有することが大切です。

3.常にらいとちゃんの環境におもちゃを提供してあげてください。

4.サークルのサイズとサークルに拘束する時間を改善してあげてください。  トイプードルでかつ5時間以上サークルで拘束されるのであれば、最低でも120センチ以上×70センチ以上のスペースが必要です。

5.通常トイレトレーニングが完成、いたずらをしないのあれば、留守中にサークルに拘束させる必要性はありませんので
留守中にフリーにさせてあげられるようでしたらサークルからだしてあげてください。

6.カラーをつけるのはあくまでも毛を自ら抜かないようにするための策であり治療にはなりません。可能であれば行動治療に熟知したカウンセラー、獣医師に家庭環境、ご家族との関係、しつけ方などすべてを見直していただきアドバイスをいただくとよいと思います。

早めの対処が必要だと感じます。

投稿者 ライト さん からの返答

お返事どうもありがとうございました。

不安に思っていたことをズバリ言っていただいた感じです。
やはり遊ぶ時間と運動不足・・・スキンシップ不足ということですね。
大事な家族なのに反省しています。
常同障害にならないうちに、至急飼い方を見直していきたいと思います。

すみませんが、カラーを外した後どう対応したらいいのか、アドバイスをお願いしたいです。
先生のおっしゃるようにもっと運動をしっかりしようと思います。
ただ、留守中フリーにしておくのは心配なので、サークルのサイズを大きくしておもちゃを与えようと思うのですが、カラーによるストレスも大きいようで、その反動で余計に噛んでしまわないか心配です。

包帯か何かで防いでおいた方がいいでしょうか?何か、いい方法がありましたら教えていただけると有難いです。

宜しくお願い致します。




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