竹口徹 先生からの回答
kumikoさん はじめまして。
茨城県つくば市の うめぞの動物病院の竹口です。
ビビちゃんの抜け毛について回答させていただきます。
ビビちゃんの脱毛部分がツメダニが原因であれば、ツメダニを駆虫することで少しずつ発毛してくることが考えられます。
ツメダニの駆虫方法としては色々な方法があり、2、3週間隔で2、3回お注射や、スポットタイプの薬を付けることで治療できます。
かかりつけの先生よりアイボメックを塗布する用に手袋が処方されていますが、アイボメックの外用薬の副作用が強力ということはありません。ただし、手袋をつけて塗布しておいた方がいいでしょう。
成犬ではツメダニに感染していても、症状が出ないこともあるので、今回ビビちゃんにツメダニによる脱毛が起きたのはプレドニゾロンを継続的に内服していて免疫が落ちていることも原因の候補の一つと考えられます。
アジソン病であれば、足りないホルモンを内服で補充していく必要があるので、フロリネフやプレドニゾロンの継続的な服用が今後も必要になってきます。
ツメダニの駆虫が終了して、脱毛部分が発毛してきて、アジソン病のコントロールもこのまま良好に続くことを願っています。
お大事になさってください。
2012/03/02 02:02 参考になった! 0
投稿者 kumiko さん からの返答
竹口 徹 先生
お忙しいところ、早速のご回答、本当に有難うございます。
このまま脱毛が進行することは、避けたいので、次回、アジソンの定期検査の際にかかりつけの先生に新たな治療方法を伺いたいと思います。
このたびは、本当に有難うございました。
2012/03/09 02:02










ツメダニについて
はじめまして。ミニチュアピンシャー6歳2.6キロ雌、1年程前にアジソン病と診断され、フロリネフ朝晩1/2錠、プレドニゾロン晩に1/4錠服用しております。去年6月から今の薬の量で安定しております。
去年秋より、右耳の後ろと尻尾の裏側の抜け毛が始まり、膿皮症とのことで、朝晩ドルバロンをつけておりました。
その後、少し赤みを帯びたことと治りが悪いため、朝晩ラリキシン1/4錠の服用と朝晩、ビクタスS MT クリームの塗布に変更となりました。
1/31頃から、抜け毛箇所が広がり、検査していただいたところ、『ツメダニ』がいることがわかりました。赤みがひいたのでラリキシンの服用は、無くなりましたが、朝晩のビクタスクリームの塗布に加え、晩のアイボメックの塗布も始めました。
今日現在、ハゲた箇所は、かなり広がっています。
ツメダニの駆除は、大変…と聞きますが、時間がかかるものなのでしょうか?
また、アイボメックを塗る際、ラテックス手袋をつけることを指示されましたが、かなり強力で副作用のあるものなのでしょうか?
抜け毛を抑えることは難しいでしょうか?
プレドニゾロンの継続服用で免疫が落ちていることも関係しているのでしょうか?
以上、ご回答宜しくお願いいたします。