栗尾雄三 先生からの回答
はじめまして、獣医師の栗尾と申します。
放射線治療は複数回の麻酔が必要で、なかなか現実的ではなく確かにオススメではありません。
一方で切断の手術ですが、四足歩行の動物にとって肢が一本失うことはそこまで大きなダメージではありません。
QOL(生活の質)という言葉がありますが、そのQOLが大きく損なわれる心配はないと思います。
年齢的にはシニアにはなってきていますが、腫瘍が痛みや出血などを伴っている場合は、その方が辛いことと思います。
少し大袈裟かもしれませんが、動物の断脚はわれわれ人間でいう指を一本失うくらいのダメージです。
多少、不便は出ますが、指が一本無くたって、人間も前向きに行けていけるはずです。
指先にに大きなしこりがあって、ズキズキと痛み続けることをイメージしてください。
その場合は切ってしまった方が楽になるはずです。
ただし、手術後の遠隔転移などには注意が必要です。
いろいろ意見があるかと思いますが、私は手術をオススメします。
どうぞよろしくお願いいたします。
2020/10/13 10:58 参考になった! 0
投稿者 Futoshi8 さん からの返答
早々のお返事ありがとうございます。
今現在のところ術後の経過では腫れてはいるのですが出血は無く
歩行も起きたばかりの時とかは少しだけガクガクする様な歩き方なのですが、
しばらくするとそれも比較的和らいできます。
ジャンプして背の高い椅子やカウンターなどにも普通に登ってきます。
ですので、痛みがある様には見えません。
シニアの域に入っていて比較的には日常生活を無理なく生活している様に見える、
そんな状態でもやはり早急に断脚手術を施すのが有効だとお考えでしょうか。
重ね重ね申し訳ありませんがご返答の程宜しくお願い致します。
2020/10/13 11:31
癌
先代の猫の時にはお世話になりありがとうございました。
16歳で天命を全うしました。
今回は今いる14歳の男の子の猫です。
いわゆるブラックアンドホワイトとかタキシードと呼ばれている猫です。
右足の先に外反母趾の様に腫れが見つかり病院に連れていき検査をしてもらいました。その結果、紡錘細胞癌が見つかり手術をしてとったのですが、先生の話では場所的に全部を取ることは難しいと言われ、その後パラディアという薬でキモセラピーをしてしていくという事になりました。1ヶ月後の検査ではまた腫れが3倍くらいの大きさにまでなっていて、結果パラディアが効いていないという事になり、次の選択肢として、放射線治療、もしくは足の切断という先生からのお話でした。
放射線治療と言うのは出来たらしたくありません。
ここで質問なのですが、14歳で片脚を切断するというのは年齢的に体力的にも、もちろんストレスもあるでしょうから精神的にもなのですが、持ち堪えられるのでしょうか。
切断手術をしたがために衰弱させてしまうという事はないのでしょうか。
いくつかの選択肢を提示されて決断に至りません。
ちなみに、甲状腺機能亢進症も患っておりメチマゾールという薬を飲ませています。
この薬でT4という甲状腺の数値を抑えているという状況です。
一般的にこういった状況ではどの様に対処するのがその子にとって一番いいのかが知りたくて相談させていただきたく思いました。
なにとぞ宜しくお願い致します。