だいじょうぶ?マイペット

クッシング症候群による死について

質問カテゴリ:
尿の異常 / その他

対象ペット:
/ チワワ(ロング) / 女の子 / 11歳 5ヵ月

質問者:
岐阜県 / ブラウン0710さん

 
2021/12/02 08:48

犬のクッシング症候群の末期では血糖値が下がらず死に至る場合がありますか? 

今まで元気だったのに急に多飲多尿になって最初は糖尿病と診断されインスリン治療をしてクッシング症候群である可能性があると言われそのまま治療して2日ほどで亡くなってしまいました。

なぜこんなに急変してしまったのか、正しい処置だったのか今は冷静に考えることが出来ず、、
こちらに質問をさせていただきました

ロングコートチワワ11歳 女の子です

11月半ばにかかりつけの動物病院で狂犬病の注射を打ちました

翌日からどんどん様子がおかしくなり急に水を沢山飲んではオシッコをするの繰り返しで数日様子を見ていたのですが異常を感じ病院に連れていきました

検査の為、家でオシッコを取ってくるよう言われ、翌日持っていきました

糖尿病と診断され数値が高いのでインスリンを投与して3日間入院するよう言われました

その後数値も下がらなくてクッシング症候群の疑いがあるとのことで
3日目にインスリンが効かないため4倍効くインスリンに変えてみますと言われ翌日投与、
翌々日の早朝に病院で息を引き取ったので来てくださいと医師から連絡がきました、、

今まで元気だったのにまさかの急な愛犬の死が受け入れられなくて、、

狂犬病が引き金になってしまったのか、
それまで今までと違う症状はまったく無かったのでただただ驚きとショックで、、

クッシング症候群に気がつくことが出来ず、
かなり深刻な状態になって糖尿病も発症していたのでしょうか、、

病院に連れて行った飼い主の姉から聞いた先生との治療の経緯なのですが、良く理解できず、、

こんなにあっという間に逝ってしまうなんて信じられなくてお葬式が終わって数日経ちますが居てもたってもいれません、、

私は直接話を聞いてないので、かかりつけの獣医師に直接お話を聞くべきなのかもしれませんが、
他の先生のご意見もうかがいたくてこちらにご質問させていただきました。

8歳過ぎたらもっともっと注意深く色々と気をつけていたら、、
悔やまれてなりません

狂犬病のワクチン、10歳過ぎていれば保健所に申請すれば接種しなくて良いという記事を後から見たのですがこれは本当でしょうか?

狂犬病ワクチン打たなければ良かった、、と後悔も募ります

もしクッシング症候群の末期であったとしても
毛が抜けたり、痩せたり、弱ったりという症状も全くなく食欲旺盛になると調べて知りましたが、食欲もいつも通りでした。

死に至るほど酷い状況では無い様に感じられて、とても信じられませんが、、

血糖値も高いということはやはり元気に見えてもクッシング症候群の末期で手の施しようが無かったのでしょうか、、?

ブラウン0710さん からの補足説明

感情的な文章になってしまっていて申し訳ありません。
正しい処置をしていただいたには違いないはずですが、ココちゃんの急激な容態の悪化と死がショックで、どうしてなのかそれが知りたくて、、
末期だったと言われた訳では無いし、本当に何故としか言いようがありません、、

そして飼い主としてもっともっと予防出来ることがあったのかもしれないのに全く気づくことも出来ず、あぁすれば良かった、こうすれば良かったの後悔ばかりです。

1人で病院で逝かせてしまったことが悔やまれ悔やまれて、どんなに辛かったか痛かったか、寒くなかったか、どんなにさみしかったか、どうしてこんな結果になってしまったか色々考えてしまう毎日です。

担当の先生に詳しい説明をもう一度聞きに行くことは決まっているのですが、こちらにも質問させていただきたくて、拙い文章で申し訳ありません、、

 2021/12/02 12:58

獣医師の栗尾と申します。

狂犬病の注射で体調を崩す子はどうしてもいます。
糖尿病を発症することは可能性として無くはないと思います。
もちろん極めて低い可能性ですが。
ただ、さすがにクッシング症候群を発症することは考えにくいと思います。クッシング症候群は一種の腫瘍性疾患ですので、狂犬病の注射程度で発症するものではないはずです。少なくとも1日で症状が出てくるようなものではありません。

例えば考えられるパターンとしましては、もともとクッシング症候群を持っており、狂犬病を打って、たまたま糖尿病を発症してしまったことは無くはないという感じです。大変まれなケースだとは思います。

(※ただ、獣医師のほとんどは狂犬病注射をしたくないと思っています。こういうトラブルが稀にあるからです。しかし、日本の人の命を守るために法令で定められているため仕方がないのです。このことはどうぞご理解ください。10歳を過ぎればということも特に決まりはありません。あくまで注射をする獣医師の判断次第です。注射の猶予はちょっとでも体調が悪いなどあれば猶予はできますが、年齢を理由とするには10歳は若い気がします。十分、安全に注射ができる年齢と思います。)

また、気になることは数点あります。

①数値が下がらないというのは血糖値で間違いないでしょうか?確かに、クッシング症候群を併発している場合は血糖値が下がりにくいですが、ホルモン検査を実施していないと断定はできません。ホルモン検査は実施できているのでしょうか?クッシング症候群ではなかった可能性がありそうです。

②亡くなる前に食欲は無かったのでしょうか?吐いたりしていなかったでしょうか?糖尿病で亡くなる子のほとんどは吐き気が出てきて食べなくなるケースです。

③4倍効くインスリンとは何でしょうか?インスリンは効果の時間の差はありますが、何倍効くというのは一般的な表現ではありません。例えば「A」というインスリンは1メモリ打つのと、4メモリ打つので4倍効果が違います。あくまでインスリンの強さはインスリンの投与量で決定されます。ちなみにインスリンは「超長時間型」「長時間型」「短時間型」のような分類はあります。ただ、何倍効くというものではありません。

④クッシング症候群の末期の場合、神経症状が出てくることが考えらえれます。そうでなければ末期とは考えにくいかもしれません。末期の子は多尿はもちろんですが、脱毛もひどく、筋力低下も著しいかもしれません。あまり当てはまらないのではないでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。

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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

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どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 ブラウン0710 さん からの返答

栗尾先生

丁寧なご回答を本当にありがとうございます。

整理がつかなくてなかなか向き合えず、お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。

すぐに回答してくださったおかげで、翌日かかりつけの先生に何を質問すれば良いかが分かりすごく参考になりました。ありがとうございます。

①数値が下がらなかったというのは、血糖値で間違いありませんでした。
獣医によると、ケトン体が出ていてケトアドーシスになっていたため、糖尿病の方だけを考えてしまった。
糖化アルブミンの結果より以前から糖尿病にかかっていたと考えられる為ホルモン検査をするのが遅れクッシング症候群であることの発見が遅れてしまったとのことでした。

②亡くなる前日、朝、昼は食欲もあり食べれていて、吐き気はないが、昼以降は食べなくなったそうで食べムラがあったようです

③4倍効くというのは長期型のようで、4倍という先生の言葉に反応してしまいこちらの解釈が間違っていたようです。すみません。
インスリンを強めても血糖値が下がらず、こんなに下がらないケースは初めてだったと言っていました。
先生はまだ30代前半でお若く経験が浅いのか、本当に効かないことが稀なケースのか私達にはわかりません、、

④神経障害、脱毛、筋肉低下どれもあてはまりませんでした。ですが、遅れて行ったホルモン検査の結果クッシング症候群であることは間違いありませんでした。ただ上記症状は無かったため決して末期では無かったはずです、、


死因について、確認したところ、
口から血を垂らして亡くなっていたということで、糖尿病(ケトアドーシス)というよりは、
クッシング症候群であったのに、検査や環境によるストレスが多大にかかって過剰にホルモンが分泌されてしまったと予測される
おそらくの話、免疫が落ち、血栓が出来てしまい、血栓が肺につまって呼吸困難に陥った可能性がある
口から血が出ている状態ということは肺で問題が起きていることが考えられる

ケトン体がどんどん出ているため糖尿病の方ばかりを考えてしまったこと

あまりに怒るので採血が充分出来なかったため最低限の検査しか出来なかったこと

ホルモン検査をするのが遅れクッシング症候群であることの判明が遅れたこと

ケトン体が出ている非常に怖い状態でストレス緩和にまで配慮できなかったこと

一度家に連れて帰るという選択肢を提案出来なかったこと

ご家族にもココちゃんにも申し訳なかったですと医師から謝罪はありましたが、

助かるもしもの可能性がやはりあったのではないかと考えずにはいられなくて、100%はとても受け入れられず、、

でももうどうしようもありません、、

その医師には狂犬病との関連性は無いと言われましたが、膵臓が何かしらの原因で壊れてしまうと糖を下げる機能が壊れてしまう
免疫が過剰に働いて自分の膵臓を攻撃してしまう
狂犬病ワクチンは免疫を刺激するワクチンなためインスリンがでなくなる可能性もなくは無いと説明を受けました。

検査の結果からクッシング症候群、糖尿病には以前からかかってはいたのですね、、

あんなに元気だったのにこの数日で急激な変化、悪化は本当に信じ難いことです、、
色々なことが重なってしまって引き起こされた結果なのでしょうか、、

ただ、もし糖尿病だけでなく、クッシング症候群だと最初に診断されていたら、、
過度のストレスによる悪化を少しでも防げていたら、

考えても考えても悔やまれてなりません、、

せめて変わらない結果であっても1人でさみしく苦しい思いさせずに済んだのでは、、と思うと涙がとまりません、、

これは飼い主の家族の気持ちで、先生には先生のお考えもあったのだろうと思いますが、この説明を受けてやりきれない気持ちでいっぱいです。

まだ全然納得出来ず悔いは山ほどありますが、勇気を持って病院に説明を聞きに行けたことは良かったと思います。あのままだったら何故死んでしまったのか本当に何が何やら全く分からなかったので、、

ただ、本当はやはり死なずにすんだ可能性もあったのではないかって思ってすごく悔しいです。

ココちゃんに可哀想なことをしてしまった、あまりに悲しい死に方をさせてしまった、と先生や自分達を心の中で責めてしまいます、、

でもそんなことを言っていたらココちゃんがずっと辛い場所から抜け出せなくなってなかなか虹の橋を渡れなくなってしまうかもしれないので、、

今はココちゃんの冥福をただただ祈ろうと思います

辛い気持ちがいつか癒えるといいのですが、、

栗尾先生の回答のおかげで、色々と先生にココちゃんがどう過ごしたのか状況や症状をちゃんと確認することも出来ました。

きちんと結果のご報告をしたくて、長々と申し訳ありませんでした。
本当にありがとうございました。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

連絡ありがとうございます。

クッシングが併発している際に糖尿病の治療が思うようにいかず、血糖値が全然下がらないことはあり得ますし、私自身も経験があります。
ただ、やはり稀なケースなので、基本的な糖尿病の治療でうまくいかない際に判断が遅れることは仕方ありません。

また、クッシング症候群がある場合は確かに血栓症のリスクはあります。しかし、これもまた、稀なことなので、食欲などがある時にはそこまで注意することはありません。

稀なことが2つ重なって起きてしまった不運なケースといえそうです。私が担当の獣医師であったとしても、うまく治療をしてあげられるかどうか自信は持てません。

なかなか、「ご家族にもココちゃんにも申し訳なかったです」と言える先生は少ないかもしれません。良い先生だとは思います。

検査の結果から以前からクッシング症候群や糖尿病があったとすれば、単にそれが悪化してしまったと言えるかもしれません。確かにそれが最初から分かっていれば、狂犬病の注射は避けることができたのかもしれません。目立った症状がなければ、そうしたことに気づくことは困難かとは思いますが。

どうぞよろしくお願いいたします。

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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

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