山本 剛和 先生の過去の回答履歴一覧|2ページ目
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乳歯の遺残は特にトイ犬種では良く見られます。
歯が二重になっていると歯垢や歯石が付きやすく、歯周病になりやすいため、歯磨きなどのケアが充分出来ない場合には抜いたほうが良いと思います。また、遺残した乳歯が歯肉にあたってしまうとか、永久歯の生え方に影響している場合などにも抜歯する必要があります。
しかしこれらの問題がクリアされている場合には、(考え方にもよりますが)必ずしも抜く必要はないかもしれません。もしも去勢手術や麻酔下での歯石除去などを考えている場合には、そのときに「ついでに」抜歯する、と言うのもひとつの方法です。
主治医の先生とよくご相談ください。2005/12/03 10:33 -
抜いた腹水の性状によって、心疾患による腹水なのか、それ以外の疾患による腹水なのか、ある程度判りますので、腹水を抜いてもらった病院で聞いてみると良いと思います。
心疾患が原因で腹水が1.2Lも溜まってしまうとしたら、かなり進行した弁膜症ですから、心臓に対する治療を集中的に行う必要があるでしょう。2005/12/03 10:26 -
避妊手術との関連性は恐らく無いと思います。手術に使用した糸の種類などによってはお腹の中で肉芽腫を形成したりすることが稀にありますが、このようなことが原因なら1日半で回復する、と言うことはまず無いでしょう。
下痢の原因をしっかり調べてもらうことが大切だと思います。細菌性下痢や寄生虫、異物の摂食など、「よくある原因」をまずきちんと検査・治療してもらう必要があると思います。場合によっては血液検査も必要です。それでも原因が特定できないときは、食餌性のアレルギーも考えなくてはなりませんし、その他の免疫異常による腸疾患や腸のリンパ管の異常など、病理組織検査をしないと判らない病気もあります。
z/dで改善するかどうかひとまず反応を見ても良いと思います。それでも良くならない場合は、主治医の先生と今後の治療方針について、良くご相談されると良いと思います。2005/12/03 10:13 -
外傷なのか、先天的なものなのか文面からでは判りませんが、鼻の下の唇が割れて粘膜のピンクの部分が見えている、と言う状態だとしたら、「口蓋裂」という先天的異常の可能性もあります。もしもそうだとするならば、口の中の口蓋にも穴が開いている可能性がありますので、早めに病院で診てもらったほうが良いと思います。ミルクを飲んでいてむせたり、鼻からミルクが出てきたりすることはありませんか?
2005/11/14 00:57 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
毛包の正常な働きを破壊するような激しい病変が無い限り、毛色が変わると言うことは無いと思いますので、やはり遺伝的な要因でしょう。おそらく単色ではなく、もともとダップルというカラーパターンなのではないでしょうか?ダップルの中には非常に判りづらいものもあるようなので、4歳になってやっと気が付いたということでも不思議はありません。ダックスで白い毛が入る場合は気を付けなければなりません。例えばダップル同士の交配はタブーとされているはずで、無理に(あるいは知らないで)交配すると致死的な遺伝疾患を持った子犬が生まれてくる可能性があるそうです。私自身はダックスのカラーと交配についてそれ程詳しいわけではないのですが、ブリーディングの専門書などにはかなり詳しい情報が載っていると思います。何れにしても、交配には使用しないほうが良いと思います。
2005/11/14 00:23 -
ケンネルコフの原因と言うのは様々で、ウイルスのこともあれば細菌性のこともあり、それらの複合的な感染の場合もありますが、通常は病原体を特定するような検査を行うことは一般的ではありません。抗生物質や消炎剤、鎮咳剤などで対症療法を行いながら経過を見ることになりますが、治癒するまでに1ヶ月以上かかることも珍しくありません。しかしあまり長期間改善が見られない場合は、気管虚脱や気管支虚脱、気管・気管支の形成不全などの先天性疾患の可能性なども考慮する必要があると思います。特に、気管ではなく「気管支」の虚脱は、レントゲンでは判りづらい場合もありますので、注意深くチェックしてもらう必要があるでしょう。
予防注射タイミングはなかなか難しいですが、接種を延期している間にパルボやジステンパーなどの怖い病気にかかってしまう危険性もあるので、主治医の先生とよく相談しながら、体調の比較的よいときに接種するようにしては...2005/11/09 23:38 -
肝臓が悪い、と言うことのようですが、もう少し詳しい血液検査の結果が無いと何とも言えません。しかし肝臓のサイズが異常に小さい、ということからある程度病気が絞れる可能性はあると思います。食前・食後の血中アンモニアの検査や総胆汁酸の測定など、もう少し詳しい「肝機能の検査」をしてもらう必要があると思います。先天性の肝臓の血管奇形などの病気の場合には、手術によって治療が可能な場合もありますし、点滴以外の治療法の可能性も出てくるかもしれません。あまり具体的な説明をしてもらえないような場合は、大学病院や内科・肝臓系の疾患に詳しい病院でセカンドオピニオンを求めるのも選択肢のひとつではないでしょうか?
2005/11/09 23:26 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
TZ 224という識別番号で検索してみましたが、この結果が正しいとすれば、この薬は「痒み止め」ではありません。チラージンという甲状腺ホルモン剤で、甲状腺機能低下症の治療薬です。つまり、甲状腺機能低下症が診断された場合にのみ投与すべき薬ですが、「痒み」の原因として甲状腺機能低下症と診断されているのでしょうか?もしもその様に診断されているのなら、甲状腺機能低下症は基本的に治る病気ではないので、一生涯、投薬により甲状腺ホルモンを補ってゆく必要があります。これは例えば糖尿病の患者さんが一生涯インスリンの注射をする必要があるのと同じことです。したがって、症状が改善されたから薬をやめる、ということは通常行いません。もしも、甲状腺機能低下症ではない(検査していない?)のにこのお薬を服用している場合は、なるべく早めにこの薬をやめる必要があると思います。しかし、急にやめると確かに副作用:甲状腺機能低下症の症状...
2005/11/07 00:00 -
文面からでは、鼻や口腔に問題があるのか、気道などの呼吸器に問題があるのか、食道や胃など消化器の問題なのか、それ以外に問題があるのか判断が付きません。
病気かどうかが「心配」で、病院に行くべきかどうか迷っている、ということなら是非病院で診察を受けることをお勧めします。2005/11/05 00:27 -
血管周皮腫は犬にだけ発生する腫瘍で、組織学的には「良性」とも「悪性」とも判断がつかない、分類不能な腫瘍と言われています。以前は「組織学的には良性」などとも言われていたようですが、これは単に「転移」はあまりしないので直接生命に関わることが無い、と言う意味に過ぎません。しかし、再発率が極めて高く、しかも何度も同じ場所に繰り返し再発するため、現在では、「臨床的には悪性挙動を示す腫瘍である」と考えて治療にあたるべき、と言われています。今回の手術でも、充分なマージンが確保できていないのであれば、再発には充分気をつける必要があると思われます。
再発した場合、抗がん剤は効果がありませんが、放射線にはある程度感受性があると言われていますので、考慮する価値はあるかもしれません。2005/11/05 00:18