栗尾雄三 先生からの回答
獣医師の栗尾と申します。
どう回答してよいか悩む内容ですね。
しかし、冷静に考えていただいて、いろいろやってきての今の状況なので、もう治療という意味では今以上にできることはないということだと思います。
明らかに弱り、衰弱して、命が尽きていくのをみていくのは我々、獣医師でもとてもつらいものです。私自身も何度もそういう経験をしてきました。でも何もできない状況というのはどうしてもあります。受け入れて、すべてを飲み込んで、覚悟するしかありません。
申し訳ございませんが、気持ちの問題かと思います。
具体的に○○という薬を使ってみましょうなどと安易なことは言えそうにありません。
餓死というのはちょっと厳しい言い方ですが、病気で痩せて細って、栄養失調になってしまうことは人間の医療でも当たり前にあることです。そういうものなのです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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どうぞよろしくお願いいたします。
2022/09/23 21:35 参考になった! 0
投稿者 スミオ さん からの返答
難しい質問かと思いますがお答えいただきありがとうございます。
結局は食事で栄養が摂取できるまでに回復するような奇跡は起こりませんでしたが、それでも最後におやつを楽しめる時間ができたのは良い事と思うことにします。
私としても、今は食欲もありねだってくるので精神的に滅入ってしまいましたが、ゆくゆく食欲がなくなればまた覚悟も決まるかもしれません。
皮下点滴は継続しつつ、その日がくるまでの日常を可能な限り穏やかに過ごすことにします。
ありがとうございました。
2022/09/24 17:44
再び 栗尾雄三 先生 からの回答
ご連絡ありがとうございました。
少しでも参考になりましたでしょうか。
お手数ですが、以下より評価をいただけますとうれしく思います。
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2022/09/24 18:22
重度の膵炎と糖尿で食事できなくなった猫の今後について
はじめまして。よろしくお願いいたします。
重度の膵炎と糖尿により回復が見込めず看取る覚悟を決めた飼い猫が、自宅療養になった途端元気になったものの、結局は食事を摂ることができなくなり、どうしてよいか分からなくなっております。
※以下、長文の前置きを失礼します。
**ここから**
やたら吐くので通院したところ膵炎と糖尿と診断されたのが2022年7月。また、エコー検査でお腹の正体不明の影も見つかり針で組織を取っての検査を行いつつ、投薬とインスリン注射で在宅治療を続けていました。
2か月後、投薬により症状は落ち着いているもの体重の減少は止まらず、4.7㌔だった体重は3㌔台にまで落ち、お腹の影の正体も判明しない状態が続いていました。
やむを得ず獣医の紹介により高度医療センターにてCT検査を行ったところ、影の正体は膵のう胞だと判明しました。悪性腫瘍等ではなくそれはよかったのですが、CT検査による空腹やストレス、麻酔の影響によるものか容体が急激に悪化、ケトアシドーシスで緊急入院となったのが9月頭のことでした。
そこから二週間、ケトンもおさまり一時は退院できたものの家ではまったく食事ができず、結局二日後にケトアシドーシスが再発し再入院。体重も3㌔をきるほど落ちてしまいました。
獣医と何度も相談し熟考したうえ「これ以上苦しめるくらいならもう楽にさせてあげよう」と決断。吐き止めと皮下点滴、0.5mmのインスリン注射をしつつ自宅の落ち着ける環境で看取ることにしました。
にも拘らず、入院のストレスから解放された所為かこの度は食欲が復活し、元気に歩き回るまでに快復までしました。獣医と相談の上、入院や検査ではまた悪化する可能性もあるので、結局このまま自宅で投薬による対処療法ということで落ち着きました。
このように一旦は希望も見えましたがやはりダメ。数日後には食べても酷く気持ち悪がって結局吐くようになりました。吐き止めの錠剤を与えていますがそれでもダメです。
**ここまで**
ここまでが今までの経緯です。今は唯一ちゅーる少量ならなんとか吐かずに食べられるので慎重に与えつつ、皮下点滴とインスリン注射0.5mmで延命しているような状況です。
「食欲はあっておねだりするのに吐いてしまうので与えられない」という、ある意味看取る覚悟を決めた時よりも可哀相で辛い状況となってしまったわけですが、この状況で私にできることは何かあるのでしょうか?
お腹を空かせて食べ物をねだる飼い猫を黙殺し、ジワジワと餓死させるしかないのでしょうか? 飼い猫は当然可哀相ですが、飼い主としてもかなりキツいです。
以上、よろしくお願いいたします。