過剰グルーミングによる皮膚の炎症

質問カテゴリ：: 皮膚の異常
対象ペット：: 猫 / アメリカンショートヘア / 女の子 / 1歳 11ヵ月
質問者：: 富山県 / たつきさん
: 2023/02/25 23:04

・いつ頃
昨年9月頃→12月頃→現在
・症状
過剰グルーミングによって手足、手足の指の間、胸のあたりが禿げて皮膚が赤く炎症をおこしている。
病院での注射で症状が治まるが約3ヶ月でぶり返してしまう。
最近、また症状がぶり返し、足の皮膚が少し炎症をおこしている。
・通院の有無
有り
・診断結果
注射で症状がおさまること餌を変えたりしてないことから内因性のアレルギー？で痒みがでているのでは。
明確な理由は分からない。
・処方薬
皮下注射
(副) デポ・メドロール注20mg 1ml

・質問事項
上記の症状について、病院の見解は正しいか教えていただけないでしょうか。
注射で症状が治まったので様子を見てみようと思っていましたが3ヶ月の短期スパンでぶり返し、何とかしてあげたいと思っています。なにか自分でやってあげれることはないでしょうか。

・補足画像について
胸の写真しかありませんでした。
手足は胸よりも炎症が酷く赤っぽくなっていました。

ご返答していただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。

井上平太先生からの回答

井上動物病院動物取扱業登録第５６-１０４号（埼玉県）

自舐性皮膚炎の治療は先ずは不安症を改善することです。
生活環境で改善することが難しい場合には、薬を使うことも必要です。うつ病や分離不安症の治療薬を使うことが多いです。
オモチャなどを使って他に気持ちを向けさせることも一法です。
デポメドロールは即効性と持続性があり緊急避難的に用いるのは良いのですが２週間効くステロイドですので副腎皮質ホルモン特有の副作用も出やすいのであまり繰り返さない方が良いでしょう。
尚、真菌症や膿皮症が無いかどうか鑑別診断することも重要です。その場合には感染症の治療を先行すべきです。
お大事にして下さい。

2023/02/28 00:35 参考になった！ 0