栗尾雄三 先生からの回答
獣医師の栗尾と申します。
手術以外の方法であれば、通常は消炎鎮痛剤やサプリメントの投与、減量することなどが治療となりそうです。
ただ、ステロイドを服用しているということなので、消炎鎮痛剤は使用が難しいかと思います。
確かに自己免疫疾患がある場合は、無理に手術をせずに、安静にしておくなどの対策も悪くないかもしれません。足の問題というのは命にかかわるものではありませんので、保存しておくことも一つの手かと思います。
大型犬の場合は小型犬よりも温存療法で改善する見込みは確かに少ないのですが、手術も絶対というわけではないので、その点は注意が必要です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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2023/11/09 17:04 参考になった! 0
投稿者 Nanasun さん からの返答
栗尾先生
お忙しい中、返信いただきありがとうございました。
温存療法も視野に入れ、今後の治療の参考にさせていただきます。
2023/11/12 23:58
ACL断裂 TPLO手術
7歳の♀のシベリアンハスキーのACL断裂についてアドバイスをいただきたく質問いたします。
現在アメリカ在住です。1歳を過ぎたころに自己免疫疾患による好酸球性肺炎にかかり、それからずっとステロイド剤(Prednisoneから現在はTemaril-P)を服用して咳を抑えながら生活しています。約1年前には抜け毛と皮膚疾患を繰り返し、甲状腺機能低下症と診断されて、Thyro-tab0.6mgを1日に2回服用中です。
先週、ドッグパークで他の犬たちといつものように走っていたところ、急に立ち止まり後ろ左足を上に上げてびっこを引き始めました。(現在も全く下にはつけない状態です。)翌日獣医に連れて行くとACL断裂との診断で、専門医に回されそちらでTPLO手術を勧められました。
ただ、長期にわたってステロイド剤を服用しているので感染症のリスクが上がるのと、治癒が遅れる可能性が高いと言われました。
(小型犬ではないので温存療法は勧められませんでした。)
治癒が遅れたり、感染症のリスクを負ってもこの手術は受けるべきでしょうか?
$7000という高価な手術の上、術後の管理と完治までの道のりは大変なようで、正直乗り越えられるのかと不安でいっぱいです。
手術を受けて感染症にかかり、大変な思いをするのであれば、もし、手術以外の方法で時間が歩けるようになるのならその方が良いのではないか?と思いますがその方法がわかりません。健康な子であれば手術が最良の選択になるのかもしれませんが、自己免疫疾患を患っている犬の場合の手術以外選択肢はどのようなものがありますか?
どうぞ宜しくお願いいたします。