だいじょうぶ?マイペット

急性膵炎について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ ワイアーフォックステリア / 女の子 / 14歳 10ヵ月

質問者:
宮城県 / kさん

 
2024/09/30 18:52

愛犬が急性膵炎になり結果的には20日程治療の末に先月亡くなってしまいました。

急性膵炎と発覚する4日前に定期検診に病院へ行っていました。その時は特に元気で食欲が少しないくらいでした。
(シニアになってから食ムラが元々あってオヤツは食べたりしていたのであまり注視していませんでした。)
定期検診と併せてその当時目に少し濁りのような症状が出ていたので一緒に診てもらおうと受診しました。
しかし、その主治医に「目に詳しい先生が4日後に病院へ来るからその時にまた来て下さい」と言われてしまいました。私が「血液検査や超音波はしなくていいのですか?」と尋ねましたが「4日後に一緒に診ましょう」と言われ、触診だけで、その日は返されてしまいました。

そして、たまたまその次の日の夜から呼吸が早くなり何だか様子がおかしかったので夜間病院を受診しました。
「胃腸炎かもしれない」と注射を打ってもらい朝方病院を後にしました。
受診してから日中は大分落ち着いていたのですが、夜になるとまた様子がおかしかったので次の日の朝1番にいつもの病院へ行って血液検査をしたらリパーゼと炎症の数値が張り切っており急性膵炎と診断。即入院、点滴となりました。
最終的には急性膵炎の劇症型と診断され、DICという状態になり亡くなってしまいました。

1番最初に定期検診へ病院へ行った時に、もっと主治医に強く「血液検査や超音波は今日して下さい!!」とお願いしていれば膵炎をその場で発見出来たのではないか?と未だにすごく自分を攻め、後悔しています。
もしかしたら治療が早く行えていて愛犬の命が助かっていたんじゃないか?とずっと悩んでいます…。

それとも急性膵炎とは前の日までは血液検査やレントゲンかどをして正常値だったのが次の日になったら急に異常な数値に。。となるような病気なのでしょうか?
もしそうであればはやり発見するのは難しかったんだと思います。
もうどうにもならないですが、とても気になってしまいご質問させて頂きました。お答え頂けると幸です。よろしくお願い致します。

獣医師の栗尾と申します。

急性膵炎の診断はおおよそ血液検査でおこないます。
前の日まで正常値だったのが、次の日に異常な数値になるか?ということですが、それは十分にあり得ます。なんなら、急性膵炎というのはそういうもので、徐々に悪くなるものではありません。数時間で劇的に変化するといってよいかと思います。

また、急性膵炎の症状は、複数回の嘔吐、強烈な腹痛、下血になります。それらの症状がなければ、急性膵炎を疑うことはあまりないかもしれません。

食欲が少しない程度であれば、発見するのはなかなか難しい状況だったのではないかと推察されます。

急性膵炎は劇的に状態を悪化させることがありますが、高齢な子ほど、そのダメージは大きく、命にかかわることがあります。ものはとらえようではありますが、原因が判明しているだけよかったのかもしれません。
原因が不明なまま亡くなる子も少なくないので。

どうぞよろしくお願いいたします。

************************************

konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。

■評価をお願いいたします。大変な励みとなります。
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://www.homemate-research-pet-clinic.com/dtl/10000000000000125018/
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-zda9kPeBFwA/review/

■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured

■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com

どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 k さん からの返答

栗尾先生

お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。
お忙しい中、ご丁寧にお答え頂きどうもありがとうございます。

“急性膵炎”と診断がついてからあっという間に愛犬が空へ逝ってしまい、それから毎日「自分にもっと何か出来ていたのではないか…」と考えてばかりいました。
愛犬の寿命を縮めてしまったと自分を責めることしか出来ませんでした。
ただ、栗尾先生が質問に答えて下さったお陰で少し心の整理が出来ました。

当時治療して頂いた先生にも、栗尾先生が答えて下さったように「治らない病気ではないけれど、高齢だから時間はかかるよ」と言われていました。(愛犬は14歳9ヶ月でした)

“病名が分かっただけでも良かった”と仰る程、とても怖い病気なのだと改めて感じました。
悲しみや後悔は消えませんが、愛犬がかかってしまった膵炎の事を教えて頂きありがとうございます。

膵炎を発症してからは目の前の事に向き合うのが精一杯で詳しく先生に病気の事や、気になった細かい事をじっくりと聞けなかったので、今回しっかりとご説明して頂けてとても感謝しております。
本当にどうもありがとうございました。

獣医師への質問はこちらから

獣医師に質問する(無料)
回答獣医師

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
ミテミテ みんなのペットコミュニティ
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
クチコミ・施設写真投稿でポイントプレゼント
会員メニュー
会員登録(無料)
サービス
はじめての方へ
質問と回答
回答獣医師への質問者からの声
動物病院を検索
登録獣医師のご紹介
登録獣医師からのお知らせ・コラム
動物病院の求人情報
サイトについて
会社概要
当サイトへのリンクについて
利用規約・会員規約
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)
よくある質問
お問い合わせ
サイトマップ

グループサイト