大動脈狭窄症は心臓から出る大動脈の狭窄で、犬では大動脈弁下部が最も多く生じる場所です。
診断には、いろいろな検査が行われますが、確定診断には心血管造影検査や心カテーテル造影検査が必要なこともありますが、多くはカラードプラーエコー検査で診断ができます。
体格にもよりますが、トイプードルの4カ月令では、検査は可能でしょう。
症状は、狭窄の程度により大きく変わります。無症状から運動失調、失神、最悪では突然死することもあります。
根治治療は、開心手術が必要ですが、様々な理由でできないこともあります。
心臓専門医の診察を受けられ、診断を確定され、治療法を選択されるべきです。
蛇足ながら、このような病気が疑われるのなら、ペットショップさんとの話し合いをされるのも、必要かと思います。
2006/07/28 23:53 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
個人的に先生の病院のホームページにお礼を書かせていただきました。
ありがとうございました。
2006/08/04 11:53
大動脈狭窄症について
初めまして、お世話になります。7/1大手ペットショップにて元気なオスのトイプードルを買い、昨日健康診断のため近くの獣医さんに診ていただきましたが レントゲンで肺に陰影があるとのことで詳しく検査しました。血液検査ではWBCが多少高い程度で特に異常はなかったのですがCPKが266を示し心エコー、速脈(緊張のためかも)、陰影については左肺動脈上方に白い小豆大の不透過像により総合的に大動脈狭窄症の疑いがあると言われ、陰影については原因がわからないので抗生物質により様子をみようとのことでした。そう言われてみると、何度かお腹からむせるようなせきを聞いたことがあります。もし仮に大動脈狭窄症なら合併症、予後のことを考えるとどのような経過をたどればよろしいのでしょうか。また疑いで様子をみるとのことだったので飼い主としては不安でたまりません。子供の時期でも確定診断はできるのでしょうか。宜しくお願い致します。