だいじょうぶ?マイペット

繰り返す軟便・粘液便

質問カテゴリ:
便・肛門の異常

対象ペット:
/ ボーダーコリー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
神奈川県 / makironさん (この方の過去の質問 2件)

 
2006/10/17 22:42

はじめまして。長文ですがよろしくおねがいいたします。

4歳の室内飼いのボーダーコリーです。散歩や遊ぶのが大好きですが、小さい頃から食が細くお腹も弱く、現在も下痢をするたびに動物病院に連れて行っています。

病院では、行く度に検便をして「大腸炎」「水の飲みすぎ」「腸内細菌のバランスの崩れ」「油分はなるべく摂取させないように」「絶食はしなくて良い」と毎回だいたい同じことを言われ、抗生物質を処方され、飲ませます。
出された薬は効き、下痢も軟便も粘膜便も出なくなりますし、薬がなくても思い出したように良好な普通便をすることもありますが、またすぐ下痢や軟便になります(ティッシュでつかめない状態)。

消化力が弱いのか、食べさせすぎかと思い、おやつやフードを減らしたところ、痩せはしましたがお腹のゆるさはかわりませんでした。
フードはずっとナチュラルバランス(それだけでは食べないので肉やササミジャーキーを細かく切って混ぜて)を食べさせていましたが、それもやめ、ここ一ヶ月はおかゆに、小さく切って柔らかく茹でた肉や魚・野菜を混ぜて与えています。
しかし、それでも軟便・粘液便をします。
ここ3日も粘液便が続いており、昨夜は泥状の便に点々とした赤い血液も混ざりました。今朝は食事を抜いたところ、夜には粘液にくるまれたつかめる程度の便少々と軟便が出ていました(血液はなく、粘液のほうが多いような便でした)。

今回も病院に連れて行こうとは思いますが、また同じ薬を出されて、治ってしばらくしてまた繰り返して・・・となるのかと思うと、何か他にできることはないのか、根本的な原因究明をすべきかと思ってしまいます。

そこで、質問させてください。
1.こんなに毎日のように粘膜が出ても身体は大丈夫なのでしょうか。

2.本当はもっと詳しい検査をしてもらいたいのですが(素人考えですが、すい臓・胃の障害、腸の腫瘍も心配しています)以前食物アレルギーの血液検査をお願いしようとしたところ、「あまりアテにならないから」と言ってやってもらえなかったこともあり、なんと申し出て、どんな検査をおねがいすればこれらのことがわかるのでしょうか。

3.詳しい検査は大きな病院でないとしてもらえないのでしょうか?
いっそペットドックのように全身検査をしたほうがいいのでしょうか。

4.検査は麻酔を必要としますか?麻酔をしない場合、犬が痛がるような検査もありますか?

5.平日は毎日留守番をさせているので、そのストレスからしょっちゅうお腹を壊していると言うことも考えられますか?(性格は気が小さく甘えたがりで、どこへでも一緒に行きたがりますが、仕事なので留守番させています。)

質問が多くてすみません。どうぞよろしくお願いいたします。


検便も顕微鏡で観察するだけでなく、粘膜の塗抹標本を染色してどんな細胞が検出されるかも診断の大いなる手助けになります。また血液中のタンパク質量も腸からに吸収の程度を知る上に重要な情報です。さらにこのタンパク質の電気泳動によってさらに詳しい情報が手に入ります。下痢の原因が小腸に有るのか、大腸に有るのかの判定も治療や診断の上から重要です。膵臓の消化に及ぼす影響は顕微鏡検査で、栄養素(澱粉、蛋白、脂肪)別に検査できます。デンプン粒が検出されたり、肉片が未消化のままで見つかったり、脂肪滴が見つかります。この一種類でも見つかれば膵臓の外分泌機能と診断されます。これは小腸性の下痢で、便の量も多いのが特徴です.澱粉や脂肪が大量に未消化で糞便中に出てきますと便の色は黄色ではなく、白っぽく、灰色になり、酸っぱいにおいがします。これは重度の膵臓からの消化酵素の分泌不全を示しています。胃については、嘔吐が観察されていませんので問題はないようです。大腸性の下痢場合は多くは渋りが出ます.便意がいつまでも有り、排便姿勢をとり続けます。大腸は内視鏡で粘膜の様子が観察でき、また粘膜の一部を安全に採取出来ますので、組織材料として、詳しい変化を調べることも出来ます。要するに適確な診断がこの犬では、まだされていないために治療が奏功していません.もっと検査受けて下さい.正確な診断が得られたなら、治療の目安も立つと思います。下痢の原因は本一冊分有ります。でも通常は珍しい病気を考える必要は全く有りません。病気の原因を究明して正確な診断を得て、治してやろうという意欲のある獣医師の診察を受けて下さい。

投稿者 makiron さん からの返答

衛藤先生、お忙しい中ご回答くださり、
ありがとうございました。
詳しく書いていただいたおかげでよくわかりました。
検査もこんなに種類があったのですね。
うちの犬は今回も「大腸炎」との診断で
抗生物質を処方され、ひとまず下痢はおさまりました。しかし今回はここで終わりにせず、獣医さんを探して、ご回答をもとに詳しい検査をしてもらおうと思います。
そして絶対治してやろうと思います。
本当にありがとうございました。

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