乳腺の悪性腫瘍と良性腫瘍について

質問カテゴリ：: 性器の異常
対象ペット：: 犬 / ミニチュアシュナウザー / 性別不明 / 年齢不明
質問者：: 東京都 / memeponさん（この方の過去の質問 8件）
: 2006/11/20 03:26

はじめまして。アドバイス頂きたいと思いまして質問させていただきました。
私の愛犬が乳がんの病理検査を受けた所、良性腫瘍でした。
以後、犬の乳がんについてインターネットで調べてみたのですが
分からない事があったので教えてください。

悪性腫瘍と良性腫瘍は５：５で悪性腫瘍にはリンパ節転移、
肺への転移があり、外科切除の治療が一番有効とのことでした。　
私の犬はたまたま良性でしたが
悪性腫瘍の場合、しこりが見つかってから転移するまでの期間はどれくらいなのでしょうか。１年～数年かけてリンパ節、肺に転移していく事もあるのでしょうか。また、良性腫瘍が悪性腫瘍に突然変わってしまう事はないのでしょうか。
インターネットのサイトによっては悪性腫瘍は比較的早くしこりが大きくなり、転移が認められるという所と、そうでない掲載がされているところがあり混同しています。

お忙しい中恐れ入りますが宜しくお願いします。

北森隆士先生からの回答

北森ペット病院（千葉県）

>しこりが見つかってから転移するまでの期間はどれくらいなので>しょうか

個体差があると思いますので、なかなか正確には回答
出来ないというのが正直なところではないでしょうか。

ただ、私達は、その他の指標をつかって、飼い主に
説明する事があります。WHOの基準ですが、大きさが
3cm以上であれば、一般的に言って、予後はあまりよ
くない（転移している可能性が高かったり、するという
ことです）。

皮膚の良性腫瘍が悪性に転化することはあります。このことは
一般論です。

さて、乳腺腫に関して言えば、私は、一度見たことがあります。
良性のものを放置して、炎症性乳がんが出来たという症例
でした。また、もっと言えば、沢山ある乳腺で、良性と「悪性
が混在することもあるのではないでしょうか。

＞インターネットのサイトによっては悪性腫瘍は
＞比較的早くしこりが大きくなり、

例えば、年齢、子宮の有無、遺伝的特性など、色々な
ファクターがあります。安易に、小さいから良性というのは
危険です。