北森 隆士 先生からの回答
膀胱結石は、ある一定以上の大きさになると、
手術以外では治りません。慢性化する膀胱炎の
原因にもなるので、通常は、速やかに手術です。
今回は、麻酔のリスクということですが、
例えば、てんかんの鑑別診断のために、
MRIをとることがありますが、その場合は
十数分の全身麻酔になります。つまり、てんかん
を診断するために、麻酔をかけることは、実は
よくあります。
無論、癲癇の子と、そうでない子の麻酔に対する
リスクは、同じだとは言いませんが、結石を
放置する事も、よろしくないと思います。
そこで例えば、
てんかんの子の診断(のための麻酔の経験)が
豊富な施設を紹介してもらい、そこでお話を
もう一度聞いて(おそらく通常の獣医よりも
麻酔のことがよく分かると思います)、
納得すれば、そこで手術をなさったら如何でしょ
うか?大学病院などであれば、すぐに紹介可能
かとも思います。同時に、MRIで頭部を見ても
らうこともできるかもしれません。
2006/12/18 21:58 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
お忙しい中、ご返答ありがとうございます。
かかりつけの獣医さんから詳しい説明を聞き、家族でよく相談した結果、手術をすることになり、先日手術を行いました。
幸い手術も無事成功し経過も良好です。MRIについても検討しましたが、今回は見送ることにしました。
ご丁寧なアドバイスありがとうございました。
2006/12/25 09:58
麻酔のリスク
はじめまして。よろしくお願いします。
ヨークシャーテリア(クッキー・雄・8歳)です。12月10日頃から血尿がでるのに気がついたので病院に連れて行ったところ、レントゲン検査の結果、膀胱結石と診断されました。
1cm程度の石があるとのことなので手術での摘出を勧められ(投薬による治療は難しいとの診断)、手術をすることに決めたので、とりあえず、入院という形になりました。
その際、病院で痙攣の症状がでたので血液検査をしたところ、異常が見当たらなかったので、てんかんではないかと診断されました。脳波の検査等はまだしていません。
クッキーは、2歳頃に後ろ足が抜けたような体勢になりながら震える(意識はありました)ことがあったので病院に連れて行ったところ、関節が緩くなっていると診断されました。当時は特に治療はせず、2~3ヶ月に一度の割合で同様の症状がでていたのですが、年をとるにつれ頻度も少なくなり、ここ2年はまったく症状は出ていませんでした。
その旨を獣医さんに伝えたところ、てんかん持ちだろうといわれ、てんかんの治療は今のところ必要ないだろうとのことでしたが、てんかん持ちの犬が麻酔をかけて手術をするのはリスクが高いので、膀胱結石の手術をするかどうか再考を迫られました。
そこで、手術するかどうかの選択にあたり、
「てんかん持ちの犬が麻酔をかけるリスク」及び「リスクを犯しても手術したほうがよいか」という点について、
ご意見をお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いします。