北森 隆士 先生からの回答
手作り食が良いのは同然だとおもいます。
ただ、犬の食性(雑食に近い肉食)も考慮し、生涯、栄養の面を考えたときに、手作り食で毎日良いものを与えられるか・・・・・例えば、年齢にあったカロリーを考慮した食事、腎臓病や肝臓病になったときの食事など・・・・・。
難しいのではないでしょうか。
そこで、科学者が考え出したものがいわゆるドッグフードだったのです。
米国では、科学者の何十年にもわたる研究の結果、年齢なども考慮した、犬に対する栄慮基準であるAAFCO基準というものが
考え出されました。このAAFCO基準を満たしたフードが、科学的に、安心であるというフードなのです。
ご質問のBARFは、確か、AAFCOは満たしていないのではないかと思います(間違ったらごめんなさい)。AAFCOを満たしていれば、バッケージに必ずその旨、記載があるはずです。
私の推奨する食事は、
①本気で栄養学を学ぶ気があるのならば、手作り食
②世界的な研究所を持っているメーカーで、獣医師が生産に従事し、かつAAFCOを満たすフード
です。
最近、国内外を問わず、無知な方々が、無添加・自然などとうたって色々なフードを販売しているようですが、気をつけましょう。フードは、言ってしまえば人で言う宇宙食のような究極のバランス食です。非常に科学的なものなのです。もし、ドッグフードを選ぶのであれば、研究所をちゃんともっているような大きなメーカーから、先生に選んでもらいましょう。
ところで、文面からは、一時期手作りで成功していたとのこと・・・・・ならば、BARFにわざわざすることはないのでは?
もし、手作り食のレシピがほしければ、皮膚科に非常に力をいれていらっしゃる先生を探すと良いでしょう。
2007/01/19 01:47 参考になった! 0
投稿者 信田 すみ子 さん からの返答
お忙しいところ、丁寧なお返事をいただき、感謝しております。
>年齢にあったカロリーを考慮した食事、腎臓病や肝臓病になったときの食事など・・・・・。
そうですね、ごもっともなことだと思います。
私も、本当に犬の栄養学を学んだわけではないので、やはり先生のおっしゃる②で行ったほうが良いですね。
ただ、具体的に、獣医さんにお聞きした事も何度もあるのですが、それについてお答えを戴いた事が無いもので、ドッグフードの選択には、頭を悩ませてしまいます。
皮膚科に力を入れておられる先生も存じ上げないので、その辺もちょっと困りますが、北森先生のお教えいただいた事を頭に入れ、今後も考えて行きたいと思っております。本当に回答ありがとうございます。
2007/01/26 01:47
食事について
食事の選択について、大変迷っております。ゴールデン7歳です。ずっとドライフードで育ててきましたが、皮膚炎やらお腹を壊した事やらのトラブルがございましたので、やはり手作り食が1番良いのではないかと考え、半年ほど前から、加熱したご飯、フードプロセッサーにかけた野菜、肉、魚、他にオリーブオイルなどを与え始め、徐々にドライフードを止めてみました。
調子はとても良く、時々は鮮度に間違いないお魚も生で与えたりもしました。
数ヶ月前からBARFにも関心を持ちましたので、これを始めようといろいろ調べ、少しづつやってみました所、同居犬のF,コーテッドレトリバーの方は、順調でしたが、ゴールデンの方はお腹を下してしまい、獣医さんから下痢止めをいただき、何とか調子は戻りましたが、手作り食にしますとまた粘液便になったりします。(加熱でも、生でも)
何を与えたらよいか、悩んでおりますしたら、お友達が国産のドライフードを、分けてくださいましたので、暮から与え始めましたら、まあまあ調子は良いようです。消化酵素を与えたり,赤玉を与えたりしていますが、できればやはり手作り食、BARFでいければなお良いと考えますが、無理なのでしょうか?なお、BARFについてもかかりつけの獣医さんはかなり否定的です、これも是非を教えていただければ、幸いと思います。