遠藤 薫 先生からの回答
こんにちは。
膝蓋骨脱臼を起こしている犬の膝蓋骨の裏側には異常な軟骨の増殖性病変があることは、日本の先生が発見され、たしかアメリカの雑誌にも論文として掲載されていたと思います。私の症例でもほとんどの症例で膝蓋骨の裏側上部の軟骨の増殖性病変が見られます。
問題はお座りの時の体勢もそうですが、正常な歩行ができるかどうかです。
それと、手術は当院では両側同時に行います。翌日には両方の足を使って歩行可能です。痛い思いは1度で済ませたいですからね。
2007/02/16 17:52 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ご多忙の折、ご回答くださりありがとうございました。
>膝蓋骨の裏側には異常な軟骨の増殖性病変がある
整形専門という主治医の先生は知らなかった、とおっしゃってたので本当に稀・特異な例かと受け取っていました。
うちの子も偶然見つけたということでした。
今後のことたずねても資料がないというお返事もありました。
右はまだ間のないのですが先にした左足は立ち姿勢でも若干膝が曲がっています。
右の術前、歩行すると10分と経たずに抱っこを要求していました。
これが、左右どちらの原因かを見極めるためにもやはり左足の3度目の手術は必要らいいのです。
手術についてはよく言われる麻酔のリスク、又犬自身の恐怖心、痛みなどからできれば両足同時にと口にしてはみました。
しかし、希望があればやるが通常はやらない
というお話しで又、かかりつけ先生も同じようなことをおっしゃっていました。
もしかすると、当地では片足づつが主流なのかもしれませんがよくわかりません。
遠藤先生はこの症例をよくご存知ということで恐縮でございますが重ねてお伺いさせていただきます。
*これは手術する前に検査でわかることでしょうか?
もし、わかるならMRIのある病院を受診します。
*痛みが続くらしいのですが、内服など対症療法しかないのでしょうか?再発もありえるのでしょうか?
日本の先生が発見され論文まであるということを伺って、今後の受療継続を考えなおすべきか迷っています。
よろしくお願い申し上げます。
2007/02/23 05:52
膝蓋骨周辺の特異な現象
いつもお世話になります。
膝蓋骨脱臼の手術に関連して3度目の質問となります。
左に続き、右足を去る2/6に行いました。(2/21抜糸予定)
術式は骨を削って皿を乗せるだけで糸・ピンは未使用。溝は左よりもかなり浅かったそうです。
左足の経過が良好でなく右手術の日に麻酔下で左足の膝・筋肉・骨についてのチェックを行っていただきましたが異常はありませんでした。
今回は左のチェックもあったため別の整形の先生も参加してくださったそうです。
今回の右足は膝蓋骨の裏側に 【通常あり得ないもの】 が派生してたらしくそれをメスで剥ぎ取ったそうです。
“たまたま” 応援の先生が見つけたそうですがその先生によればこの現象の場合、痛みがひくことはないとおっしゃってたそうです。
うちの子の主治医の先生は百例以上の膝蓋骨脱臼手術をなさったそうですが、この現象を全く初めてみたそうでかなり【特異な例】のようです。
先に済んでる左足について、異常はないので多分、右と同じ現象の可能性があるので
『もう1回手術させてください』といわれてます。
主治医の先生としては消去法で考えられるものを1つずつ消していくしか原因を探せないということです。
【通常あり得ないもの】 について伺うと、レントゲンには現れない 軟骨みたいなもの、ということではっきりとしないようでした。
*MRIの機械はありません。
そこで質問ですが、【通常あり得ないもの】 というのはどうして起こるのでしょうか?
片方にでればもう片方にも可能性はあるのでしょうか?
経過や見通しなど資料がほとんどないということで、詳しいお話しは伺ってません。
一旦、メスで剥ぎ取っても又、増殖する可能性はあるのでしょうか?
サプリなどでも予防はありませんでしょうか?
お座り・伏せは正常な姿勢には戻れないのでしょうか?
両足とも術前よりも執拗にグイっと伸ばしてひっぱっています。
たまたま立ち会ってくださった先生が少ないながらもご経験があったということで発見できたようですが、さもなければどうなっていたことかと思うと本当に怖いです。
まだ、1歳半ですが痛みが一生続くのかと思うとかわいそうで仕方ありません。
さすがにか細い足を3度もとなると落ち着いてはいられず、今さらですがMRIのある病院を受診すべきかとても苦慮しております。
以上、お手数おかけしますがくれぐれもよろしくお願いします。
*先に済んだ左は 関節が外向きで伏せてもこの状態が続いています。
今回の右足は内側に入り横すわりです。