だいじょうぶ?マイペット

肥満細胞腫

質問カテゴリ:
皮膚の異常

対象ペット:
/ ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
香川県 / のんぷちさん (この方の過去の質問 2件)

 
2009/07/22 12:12

はじめまして。藁をもすがる思い出メールさせていただきます。
ラブラドール・レトリバーの雌、6歳になりました。昨日針細胞診で肥満細胞腫が強く疑われると診断されました。腫瘍は尾っぽの付け根に1cm弱の大きさであり、楓ハが一部出血し手いますが可動性は良好です。獣医さんの話では、場所が場所だけに、手術するならば尾っぽを取らなければならないと言われました。ただ、誤診だといけないので、もう一度きちんとした生検をしましょうとのことで、明日麻酔をかけて生検します。ただ、ネットで調べた限りでは、針での検査でもかなりの確率で診断できるようなので、おそらく間違いないのではないかと思っています。針の検査では、顆粒球が多いので、おそらくgradeⅠでしょうとのことですが、それでも悪性扱いで手術が必要でしょうか。今は腫瘍は1個です。人間ならば化学療法や放射線療法で腫瘍を小さくし、過大侵襲をさけられるようになってきていますが、犬では難しいのでしょうか。彼女の命を守るためなら、尾の切断もやむを得ないと思っていますが、なんとか切断せずにおってやりたいとも思います。肥満細胞腫の場合、gradeにもよると思うのですが、どの程度の洛繧ェ期待できるのでしょうか。治療方針は、手術+放射線療法+化学療法と思うのですが、どの程度犬の生活に影響がでるのでしょうか。現在はとても元気で、食事十分食べ、散歩も楽しみにしています。食事が食べられない、散歩ができないなど、彼女があまりにも苦痛になるような治療はなかなか受け入れられません。1カ所の獣医さんだけでは不安で仕方ないので、セカンドオピニオンのつもりで質問いたしました。お忙しいとは思いますが、回答のほどをよろしくお願い申し上げます。

放射線療法などは、設備の関係上、
施術できる施設が限られますが、
飼い主様が、放射線療法も検討したいという事でしたら、
その治療の出来る病院に相談することが適切と思います。
三重のみなみ動物病院に相談されると良いと思います。

投稿者 のんぷち さん からの返答

ご回答、ありがとうございます。昨日の精密検査で、内臓・リンパ節ともに転移がないことが分かりました。あとは生検の結果でGradeをみてからの治療方針の決定となるそうです。gradeが低いにしても、念のため放射線を療法をしようかとも思っておりますので、先生のご助言を参考にがんばってみようと思います。お忙しい中、誠にありがとうございました。

 肥満細胞腫は非常に理解しにくい腫瘍の一つです。肥満細胞腫は大きく分けると未分化型・分化型・その中間の型に分かれます。今回はそのうちの分化型という事でしょう。なお、針細胞診は熟練した病理学者でも正答率はそれほど高くございません。きちんとした生検は、正しい選択だと思います。しかし、この腫瘍は、長い事成長に変化のなかった物が突然大きくなり浸潤や転移を始めたり、再発がかなり濃厚に疑われているのに天寿を全うするまで全く動かなかったり予測が困難なのも事実です。突然に豹変する腫瘍なので臨床家はおおむね悪性と考えて手術にあたることが多いものです。
 手術を行う場合には十分に腫瘍から離れて切開していくことになります。この腫瘍はインクのシミのように境界線がはっきりいたしません。そこでできるだけ天然の隔壁を利用して摘出を行います。(たとえば筋膜をくっつけて摘出すること)しかし、十分な距離がとれない四肢や尾の手術の場合には断脚や断尾が必要になることがございます。
 できるだけ温存をお考えの場合にはあらかじめ抗がん剤を用いて腫瘍を縮小させてから手術に臨むことがあるのは、人間でも動物でも同じです。
 ステロイド・ビンクリスチン・サイクロフォスファミドを用いた療法がよく用いられておりますし、インターフェロンγを用いた療法もかなり効果があると発表されております。これらはあまり体に負担になりませんし経済的な抗がん剤ですので試してみても良いのではないかと思います。放射線療法は地理的な条件や諸々の事柄から継続が困難な場合が多いのでここでお勧めすべきかどうかは判りません。

 この腫瘍は人医領域では問題となることの少ない病気ですので、我々も医療関係者のペットの治療にあたる場合にはかえって説明に窮することもございます。
 しかし、早期のうちの摘出が望まれる疾病なのだと認識してください。尾が残せるのかどうかは、拝見していない獣医師には判断しにくい事柄です。
 
 心を落ち着けて、お大事にしてください。

投稿者 のんぷち さん からの返答

丁寧なお返事、ありがとうございました。一昨日生検を行い、現在病理結果待ちの状態です。今はステロイドを内服していますが、それだけでも大分大きさは小さくなりました。一昨日の精密検査では、近くのリンパ節にも、内臓にも転移は認められないとのことで、病理結果をみて手術の方向になっております。今のところ、腫瘍から距離をとっても尻尾は残せそうだとのことですが、それはまた病理結果を見て、先生のご助言を参考に決めたいと思います。まだ若いので、苦痛のない範囲でできる限りのことをしてやりたいと思います。お忙しい中、ご丁寧なお返事、まことにありがとうございました。

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