是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、gatesideさん
歯は主に象牙質から出来ていて、その周りをエナメル質と呼ばれる部分で囲まれています。
また、象牙質の中には歯髄と呼ばれる血管や神経の通っている部分があります。
歯の色が変わった場合に考えられるのは、この歯髄が感染症や物理的なダメージなどを受けて変性した可能性です。
昨年の秋ごろ最初の切歯がピンク色に変色したのは、この歯髄への出血がピンク色や薄紫色に見えたのだと思います。その後、出血斑が吸収されて幸いにも元に戻ったのだと思うのですが、次に変化のあった歯はそのまま歯髄が変性、出血斑も吸収されないままになったのでしょう。
すでに4,5ヶ月経っていますので、根管治療の効果も薄いと思いますし、他の歯への影響もなく、痛み等がなければ、早急に抜歯が必要な症例とも思えませんが、私の判断は診察をしていない立場でのものですので、安心のためにも、一応主治医への相談、診察は受けたほうがいいと思います。
おそらくは今後の歯の様子を見ながら、抜歯を検討するかもしれないということになると思いますが、また不安なようでしたらご質問下さい。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください
2011/04/02 10:00 参考になった! 0
投稿者 gateside さん からの返答
ご回答いただきありがとうございます。
早急に抜歯が必要なわけではないようで安心できました。
近々アドバイスいただいたように、かかりつけの病院で診てもらおうと思います。
ご丁寧に回答いただき、本当にありがとうございました。
2011/04/09 10:00
歯の変色(ピンク→茶色)
はじめまして、海外在住のため獣医師とのコミュニケーションに不安があり、通院前に事前にコチラで質問させていただきたく思います。
愛犬はダックス(♂)1歳8カ月です。昨年の秋ごろ、切歯の一本がピンクに変色しており獣医師に診察してもらったところ、「外部からの衝撃で歯の根元がダメージを受け、内出血している可能性がある。数か月余様子を見て自然に良くなるケースもあるし、歯が死んでしまうこともある。」と言われ、言われた通り週一で悪い歯を叩いてみて痛がらないかチェックをしながら経過を見たところ、暫くして歯は白く戻りました。
しかし、その直後からもう一本別の切歯がピンクになったので、同じく様子を見ていたのですが、その歯が4,5か月経った現在、茶色に変色しました。相変わらず痛がったり歯がグラついたりした様子はありませんし、引っ張り合いっこや毛布をかみちぎって遊んだりと問題はなさそうなのですが、一度獣医に連れていった方がいいのでしょうか?診察の結果、抜歯の可能性はあるのでしょうか?
獣医師からは以前「痛がるようだったらまた連れてきて」と言われたのですが、茶色に変色しただけでは必要ありませんか?
よろしくお願いいたします。