井上 平太 先生からの回答
誠に申しあげにくいのですが、腎臓の機能はおそらく若いころの20%あるいは10%くらいに下がっている可能性がございます。もちろん、クレアチニンを含め、他の指標を拝見しませんと断言できませんが。
食欲が不安定になってくると食事療法は難しくなってきます。ただ、厳格に食事療法を行っても、この段階ですと、むしろ残された時間を嫌いなものを我慢して食べる生き甲斐のない暮らしにしてしまいます。
食べられるものや大好きなものを与えて足りないものは時々点滴などで補液してあげる病態と思われます。
腎不全の進行具合によって、カリウムは高くなって行く時期と低くなって行く時期がございます。これは電解質の検査をしなければ判りません。
定期的な補液とコバルジンなどの炭素系の吸着剤を与える時期になっているのではないでしょうか。心臓の能力も把握しておかないといけません。
今は食事療法よりも定期的な検査と投薬と点滴で維持することが肝要だと思われます。
お大事にしてください。
2016/06/22 01:42 参考になった! 2
腎不全の食事に関して
こんばんは、夜遅くに失礼いたします。
ミニュチュアダックスの13歳7か月の女の子が、先日腎不全ということが分かりました。
小さいころに、鶏肉や卵などのアレルギーがわかり、白身魚などを使ったアレルギー用のドッグフードを食べていました。朝はドッグフードをふやかしたもの、夜はお芋を蒸かしたものにごはんをまぜて、リンゴやスイカもあげていました。最近はドッグフードの食いつきが悪く、少々体重が落ちていたため、獣医さんに相談すると、タンパク質をとるために、鯛や鮭などをゆでで少し与えてみてはどうかとアドバイスいただき、一か月ほど前からあげはじめました。定期的に血液検査などもかかさず、特に異常なしで来ていたのですが、先日の血液検査で今まで正常値よりも若干低かったBUNの値が、116にまで上がっていました。タンパクをとり始めたことで、数値として現れなかった腎機能の数値が現れたようです。
今まで大好きなさつまいもも、あまりうれしそうにせず、食べたり食べなかったりが続き、腎サポートのフードはチキンが入っているため食べれず、お魚もタンパクだからできたら量を減らしたいと思っていますが、ネット上でも様々な栄養に関する情報があって、正直困惑しています。現在は、食欲を増進するための薬を飲み始めてだいぶ食べるようになりましたが、これから上手にどの栄養を取っていくべきか、アドバイスいただけないでしょうか。具体的な数字にこだわりすぎるのはいけないと分かっていますが、目安として何をタンパク質やカリウムなどどのくらいまで取っていいのかわかりません。
ちなみに現在の体重は3.45でもともと小さい子で、すこし痩せ気味です。むくみ等はなく、日中はちょこちょこ部屋を歩いたり、寝たりしています。