だいじょうぶ?マイペット

クッシングの治療について②

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ シーズー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
東京都 / gency1さん (この方の過去の質問 1件)

 
2012/01/11 18:34

先日は早々にご回答頂き有難うございました。
再度アドバイスを頂きたく宜しくお願い致します。

現在クッシングの表立った症状は何もなく13歳になりますが、明るく真っ直ぐ元気に生き生き過ごしてる姿を見ると躊躇してしまうのが本音です。
ですが数値を見れば肝臓への影響はでておりますので治療をする方向で話が進んでおります。

薬はデソパン一種類で生涯投与と説明を受けました。
投与量の変動をしながらコントロールをしていくと理解しております。
症状が緩和されてもそれは完治ではなくコントロールをしているという事であり、一時中断などなく飲み続けるものだと考えてよろしいのでしょうか?

薬を飲み続けるという事で副作用やどこが身体に負担がかかってくるということは少なくないのでしょうか?

それからコントロールができれば胆泥の緩和、高脂血症のフードから他のフードに切り替えれる可能性は十分あると言われました。
食べることが大好きな子なので我慢ばかりの味気ない食生活から少し解放してあげれたらと願っております。(体重は維持できております。)

しかしながら逆にコントロールができない場合、コントロールをしていても症状がでたり他の病気を併発する可能性も高いのでしょうか?

それからクッシングはストレスにとても敏感とお聞きします。
一度だけのホルモン検査(一時間後の値を調べるというものです)でクッシングと断定しても大丈夫なものなのでしょうか?

最後になりますが、2009年から3ヶ月置きに検査をしてきまして去年の11月に高数値がでたのは徐々に進行してきてそれが大きく数字にでたという事なのでしょうか?

素人の私たち家族からすると突然の上昇で、去年の9月に多発性の肥満細胞腫で手術をして、その約2ヶ月後の検査だったのでストレスで引き起こしたのかと思ってしまってます。

また拙い内容で申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。

はじめまして。京都のかく動物病院、山下かくです。
クッシング症候群についてのご質問ですが、ご存知かもしれませんが、まずクッシング症候群の原因について説明しますね。
クッシング症候群は簡単にいうと、主にステロイドホルモンを作りなさいと指令を出す下垂体や、実際にステロイドホルモンを作る副腎というところが腫瘍化して、体にたくさん出たステロイドホルモンが悪さをする病気です。
早い段階で出てくる異常としては、肝酵素の上昇、お水を一杯飲んでいっぱいおしっこをするなど、また進行してくると脱毛、色素の沈着、おなかがぽてっとしてくるなどの症状が目立つようになります。
今回治療で使用されるデソパン(トリロスタン)という薬は、ステロイドホルモンを作らせなくする薬なので、腫瘍自体を何とかする薬ではありませんので、止めるとまたステロイドホルモンが作られるため、基本的に生涯飲むことになります。
副腎の腫瘍の場合は手術で取ってしまうという方法もありますが、下垂体の場合は脳にあるものなので、大学病院などでは手術できないわけではありませんが、一般的ではありません。なので内科的に飲み薬でコントロールすることになります。
腫瘍というと『ガン!?』と悪いイメージがありますが、クッシング症候群を起こす腫瘍はほとんど良性で、ステロイドホルモンを出す以外の悪さはあまりしません。転移などの心配はほとんどしなくていいので過剰な心配はしないでください。
もちろん下垂体によるものなのか、副腎なのかは調べる必要はありますが・・・。
副作用についてですが、デソパンは比較的新しいいいお薬なので、副作用は少ないとされています。ただ効きすぎて逆に、ホルモンが少なすぎる「アジソン病」になることがないわけではありませんので、しっかり定期的にホルモン値をモニターしながら使用することをおススメします。
一回の検査で断定していいかということですが、値を見ていないのでなんとも言えません。グレーゾーンの場合は検査時のストレスにより、一時的に高い値を示すといったこともあります。
ご心配なのであれば、かかりつけの先生と相談して、再検査や、他の検査を組み合わせるといった方法をとってみてはどうでしょうか?
症状はないとのことですが、お水を飲む量を量って、多飲多尿の徴候はないのか、また超音波検査で副腎のサイズは大きいのかなどの検査も参考にはなると思います。
ストレスでなったのではと心配されていますが、前述しましたように、腫瘍によりなる病気なので、ストレスだけでなったわけではありませんので、気にされることはないですよ。
長い文章になりましたが、お答えになっているでしょうか。
今後、継続して治療が必要な病気ですから、かかりつけの先生としっかり相談して、わからないことは何でも聞かれることをおススメしますよ。
飼い主様と担当医がしっかり意思疎通できていないと、いい治療はできないですからね。
お大事にしてください。

投稿者 gency1 さん からの返答

お忙しいなか早々にご回答頂き有難うございます。
明確、ご丁寧なご説明でとても有難く思っております。

過剰な心配、まさにその通りでして主治医の先生にはご迷惑なほど何でも聞いては全てしっかり
答えて下さり信頼をおいております。

ですが私たち家族はまだクッシング症候群について勉強不足ゆえ次から次と
疑問や不安が沸いてきてしまいお恥ずかしい限りです。
皆様同じだと思いますが我が子の病気となると必死になってしまいます。

これから始まる治療においてしっかり理解と心構えの準備をしたく、同じようにクッシング症候群の子をもつ
御家族様のブログも参考にさせて頂いたりしてる中こちらにたどり着きました。

拙い文章にも関わらずアドバイスを頂けとても感謝しております。
また何かありました時は宜しくお願い致します。


獣医師への質問はこちらから

獣医師に質問する(無料)
回答獣医師

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
ミテミテ みんなのペットコミュニティ
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
クチコミ・施設写真投稿でポイントプレゼント
会員メニュー
会員登録(無料)
サービス
はじめての方へ
質問と回答
回答獣医師への質問者からの声
動物病院を検索
登録獣医師のご紹介
登録獣医師からのお知らせ・コラム
動物病院の求人情報
サイトについて
会社概要
当サイトへのリンクについて
利用規約・会員規約
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)
インターネットにおける情報収集に関するポリシー
よくある質問
お問い合わせ
サイトマップ

グループサイト