今本 成樹 先生からの回答
今本です。
高齢の犬では、足のふらつきなどがあると、必要となる検査は、神経学的な問題がないか?です。そこで問題がない場合には高齢からくる筋力の衰えの問題があります。前庭障害を患ったことがあるということですが、その時も同じような症状だったでしょうか?確定診断に至るためには、血液検査の結果や脳のMRIの検査も必要となる場合があります。
的確なアドバイスができるとしたら、その診断が出てからになると思います。高齢の犬でのこのような相談は、最近増えてきております。寝たきりで、もう2年面倒を見ていただいている患者さんがいたりもします。マットで保護して床ずれにしないような工夫はやってあげてください。
2014/01/06 11:29 参考になった! 0
立ち上がれずに、寝ているとき以外はジタバタしてしまいます。
18歳の雑種犬です。一か月ほど前からまともに歩けなくなりました。
もともと足腰が弱ってきていました。 今ではそれに加えて、顔がいつも左側を向いていて、まっすぐ向けません。 その度合いは、右側を下にして寝るときは、鼻先を尻尾の後ろに押し付けるまでにギュッと巻いています。 左側を下にして寝るときは丸まれずに、伸びて寝ます。
困っているのは、右側を下にしているときに、立ち上がろうとして暴れると、後ろ脚がちゃんと立たないのと、左巻きになっているので立てずに、横たわったまま上半身を少し持ち上げて、上半身が上向きになって、体をひねるという状態になります。 時には、顔も上を向きっぱなしです。
左側を下にして伸びているときもやはり起き上がれずに、そのまま手足をずっとバタバタさせています。
どちらの場合もその状態から戻れずに、留守中などは何時間もそのまま暴れているようです。
帰宅するとゼエゼエいっていて、水を500mlくらいがぶ飲みします。 上を向いているので鼻水がだらだら垂れてくる時もあります。 顔の一部を同じ場所につけているので、たまに血がにじんでいます。
この左巻きの状態を緩和させてあげることはできませんか?
ちなみに、3、4年ほど前に二度、前庭障害を患ったことがあります。
家では、円形サークルの中に入れて、マットで保護し、毛布などを敷いています。 立ち上がりやすい環境を作ってあげることはできますか?