井上 平太 先生からの回答
今晩は。
正確なところは判りませんが、おそらく腎臓のネフロンの90%程度が機狽クっているのではないかと思われます。一度始まった腎不全は時とともに進行していきます。
非常に厳しいことですが、癌の進行が生命を脅かす事態が来るのと腎不全から尿毒症が酷くなり生命の維持が出来なくなる日が来るのとどちらが早いのかです。
ほぼ同時進行だと考えた場合、手術をすると腎不全の進行が早まり、余命は短くなる可能性があります。
癌の進行がかなり早い場合には、早期に手術をした方が腎不全の進行以上にメリットがあると言えるでしょう。
しばらく様子を見て癌の成長が緩慢であれば、手術をしない方が長生きできると思われます。
なお、悪性黒色腫などではその大きさでもすでに遠隔転移が起こっており手術が適応ではないかもしれません。
大事なことはたくさんの症例を見てなおかつ今のミーチャンの状態を把握している獣医師と飼い主にしか決めることは出来ません。あくまでも助言という事で。この病態の子は癌と闘うのではなく共存していく道も考えた方が良いでしょう。
お大事にしてください。
2014/05/08 22:19 参考になった! 0
投稿者 ゆうvv さん からの返答
ご回答本当にありがとうございました。
外注の検査結果、リンパ腫か黒色腫の可能性であるとのことでした。
かかりつけ医に、何もせずに過ごしたくないと思っているのだという相談をしたところ、根治にはならないが、レーザーで取り、確定診断をすることはてきると言われました。時間は短いにせよ、麻酔をかけることにはかわりないのですが、確定診断をしていただき、その結果を見て、改めて抗がん剤治療をするのか、経過を見ていくのかを決めることといたしました。共存していく方法も視野に入れて考えていきたいと思います。
早くに親切丁寧にご助言いただけたこと、また心あるご回答をいただけたこと、大変ありがたく思っております。本当にありがとうございました。
2014/05/15 10:19
樋口 高裕 先生からの回答
ゆうvvさんへ
経過観察してる場合ではないと思います。
まだ、元気なうちに、まだcrea2.7ほどなら、ぜひ手術を早急にすべきでしす。手術に長けた先生なら、なんら支障にはならないでしょう。
悪性であっても、まだ小さいなら、拡大浸潤しないうちなら、手術も容易であるはずです。
ぜひ、腫瘍にくわしい先生のセカンドオピニオンを早急にうけるべきです。経過観察と称して、放っておくことの方が無責任だし、可哀想だし、罪だと思いますよ。
2014/05/12 14:09 参考になった! 0
投稿者 ゆうvv さん からの返答
ご回答ありがとうございました。お礼が遅れまして、大変申し訳ございません。
ご助言ありがとうございます。先月、簡単な手術で撫oしている腫瘍のみ切り取っていただき、確定診断をしていただいた結果、悪性リンパ腫の可能性が高いと診断されました。
外科手術をするなら顎の骨を4分の1ほど切り取らなければならないし、洛繧ェ良いとも思えない、また、リンパ腫であれば、手術をしてもまた再発する可能性が高いとのことで、外科的治療はやめました。
抗がん剤も、年齢的なものとQOLを考え、行わないことにしました。今は、効果については賛否両論あると思いますが、サプリメントを飲ませています。
この度は、的確なご意見本当にありがとうございました。また何かありましたらご教授いただけましたらありがたいです。
2014/05/19 02:09
高齢で慢性腎不全の猫の悪性腫瘍の治療について
こんにちは。大事な家族の治療について、どうすればよいのかわからず、ご助言いただけたらと思い、質問させていただきました。
18歳6ヶ月の猫なのですが、この度右側の上歯茎に1cmほどの出来物があり、針を刺して検査していただいたところ、悪性腫瘍であると診断されました。
6年ほど前から腎不全の診断を受け、現在コバルジンの処方をうけています。
数値はここ半年BUN36~41、CRE2,5~2,7の値を保っています。
かかりつけ医の判断では、高齢で、かつ腎臓が悪いこともあるので、手術も抗がん剤治療もやらない方がよい、もっと大きくなったときにまた改めて考えようという判断です。
現在のうちの猫は、ご飯も食べ、食後の雄叫びもあげ、毎日便も出ており、一見元気に見えます。だからこそ、何もせずにただ悪くなっていくことを見ているだけでよいのか、 それとも手術や抗がん剤のリスクを考えれば経過観察が最良なのか、わかりません。
家族としては、できることがあるのならばやりたい気持ちが強いのですが、手術や抗がん剤のリスクがどの程度の確率で起きるのかがわからない分、どうすればよいのかますますわからなくなってしまっております。
現在のうちの猫の状態を考えると、経過観察が良いのか、それとも手術や抗がん剤治療も方法として考えられるのか、どうかご助言いただけませんでしょうか。よろしくお願い致します。