だいじょうぶ?マイペット

介在性溶血性貧血の持病がある犬。胆泥症?の時に与えるフードについてと、ステロイドの副作用について。

質問カテゴリ:
その他 / 食事、栄養について

対象ペット:
/ ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
青森県 / さくらのママさん

 
2014/09/08 14:07

実家で独り暮らしの父が飼っていた8歳のミニチュアダックスを引き取りました。

3年ほど前だったと思うのですが、その犬がすごく痩せて元気がなかったので病院に連れて行ったところ、「免疫介在性溶血性貧血」ということでとても心配したのですが薬が効いて元気になりました。
その後、薬を減らしていったのですが、昨年の秋ころだと思いますがいつのまにか病院に行くのをやめてしまったようです。

父が入院したため先月その犬を引き取ったのですが、前々から歯周病が気になっていたため病院にかかりました。
私は実家から遠くの町に住んでいるので、以前かかっていた病院からお手紙を書いてもらい、違う病院にかかりました。

歯周病がひどくて手術で歯を数本抜き、歯石をとってもらい、お口の中はとても良い状態になりました。

口の手術の前に血液検査、尿検査、エコー検査などをしたところ、胆汁がドロドロになっているということで、お薬を出していただいています。貧血もあるとのことでした。

胆汁がドロドロという症状は、脂肪の多い食事、ストレス、薬の影響が考えられると言われました。それで、心当たりとしてはストレスと薬の影響かなと思っています。

以前貧血の治療をしてステロイドを内服していた時に、一時期太ってきたので、「サイエンスダイエット シニアライト ドライ」に変えてそのままになっていて、おやつも与えていないので脂肪をとりすぎているとは思いません。

獣医さんから、今週貧血の治療を始めるということ、フードは今あるのがなくなったら「ロイヤルカナン 消化器サポート 低脂肪 ドライ」に変えることをすすめられています。

・貧血の治療を再開すると、また副作用(歯周病、胆汁ドロドロもステロイドの副作用ではないかといわれているので)がでてきてしまうのではないかということ
・ロイヤルカナンのフードに変えると、費用がかなり増えてしまうこと

この2点が気になります。

①貧血の状態がどの程度なのか、いまどうしても治療が必要な状態か?(副作用が心配でどうしてもというとき以外はステロイドは使いたくない)

②胆汁ドロドロ対策のため低脂肪のフードが望ましいとのことですが、フードをどうしても「ロイヤルカナン 消化器サポート 低脂肪 ドライ」に変えなくてはならないか?今までの「サイエンスダイエット シニアライト ドライ」も脂肪は多くないのでは?

このことについてご相談したいのです。
先日の検査結果(正常値から外れたもののみ)を記載しますので、ご意見をお聞かせいただければと思います。

まとまらない分かりにくい文章で申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願いします。

ミニチュアダックス 8歳 5.8kg 避妊手術済み
(血液)
・アルブミン 2.4g/dl
・A/G比 0.48
・ALT(GPT) 170IU/l
・ALP 538IU/l
・クレアチニン 0.5mg/dl
・RBC 3.50M/μl
・HCT 27.4%
・HGB 8.4g/dl
・MCV 78.3fl
・MCHC 30.7g/dl

(尿)
・PH 8
・蛋白質 ±
・ウロビリノーゲン ±
・尿比重(犬) 1.011

はじめまして。

その他の数値が「正常」ということでしたがどの程度の正常なのか、どの項目を測定していてどの項目を測定していないのかが分かりませんので、全て書いていただいたほうがお答えしやすいのですが、「その他のすべての検査値が基準値の範囲内」という前提でかきます。

貧血は比較的重度ですね。27.4%のHCT値は健康な犬の2/3程度しか血液の濃さ(赤血球の量)がないことを示しています。健康時の値がどのくらいだったかわかれば比較してみてください。この数値が「いつもこのくらい」なのか、「徐々に下がってきているのか」についても重要なポイントなので、今回の数値だけでは判断が難しいですが、これよりさらに下がるようなら命にかかわる可能性があると考えます。

現在の病院では貧血の原因は「免疫介在性溶血性貧血による」と判断されているのでしょうか(それはこの検査結果からだけでは判断できません)。その場合、積極的な治療をしなければ命にかかわる疾患ですので、通常はステロイドの副作用云々行っている場合ではありません。文章から考えられる限り最も命にかかわる疾患は「免疫介在性溶血性貧血」であると考えられるためです。ステロイドの副作用が怖い場合はその他の薬を組み合わせたりしてステロイドの使用量を減らしますが、薬の値段はステロイドの何倍もしますので治療にあたっては獣医師とよく相談されることをおすすめします。

貧血の原因が他にあるのであれば、もちろんそちらを治療する必要が有ることはご理解いただけると思います。その場合はステロイドを使用する必要があるかどうか、病気によって変わってくるでしょう。

胆泥症は治療・維持するために「低脂肪食」がいいであろうと現在は考えられています。「サイエンスダイエット・シニアライト」は通常のシニア用総合栄養食であり「高脂肪食」ではありませんが、「低脂肪食」でもありません。胆泥症のコントロールのことだけを考えればやはり私でも食事の変更をおすすめします。

ただし、貧血の方がより優先して治療されるべきものだと考えられますので、費用的に療法の治療を同時にすることが難しいなどの理由があれば、それはきちんと獣医師に伝えて治療を選択すべきです。無理に両方の治療をした結果両方の治療が中途半端になってしまうのが一番困ります。

ご質問のお答えになっていますでしょうか。じっさいに身体検査や検査をしていませんので細かい判断はできずあくまで一般論の部分がありますので、かかられている先生によく相談されることをおすすめします。

投稿者 さくらのママ さん からの返答

お忙しい中、判断材料が少ない中、お答えいただきありがとうございました。
貧血が重度なことよくわかりました。

年に数回しか接してこなかった犬を引き取ることになり、今までの状態などあまり把握していなく、「免疫介在性溶血性貧血」についての知識もありませんでした。

もともとおとなしい犬で、具合が悪い感じがしていなくて安易に考えていました。

以前かかっていた先生からのお手紙を渡しててあり、現在かかっている先生から「免疫介在性溶血性貧血」という病名は出ませんが、「貧血」の治療を開始するということしか聞いていません。

なによりも貧血の治療を最優先に、主治医の先生に相談してみます。ありがとうございました。

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