杉浦岳 先生からの回答
はじめまして。
門脈低形成は外側からの診断ができず、肝臓の生検で診断する病気です。そのため、CTをしても最終的には肝臓の生検で診断をすることになります。
肝外シャントで手術が可能な状態でうまく行けば、その後の生活は健康な子と同じようにできる可能性もあります(程度や手術時期などによります)。それと比較して門脈低形成は手術で治る病気ではありませんので、その程度などにより寿命が短くなる可能性があります。
特に「痩せ気味」「毛艶が悪い」「頭を壁に押し付ける」「多飲多尿」などが肝臓から来ているとすると状態がいいとはいえません。内科的治療については十分主治医と相談の上で行う必要がありますが、ご質問の文面から判断する限り比較的深刻な状態なのではないかと思います(この辺りは実際に診察をしていないのであくまで文章上の印象での判断とご理解下さい)。
内科的治療についてはいろいろな食事やお薬がありますので、下手に民間療法など当てにせず、きちんと獣医師と話し合うことをおすすめします。
2015/03/02 23:03 参考になった! 1
投稿者 maka さん からの返答
お返事ありがとうございます。
わかりやすく説明していただき、気持ちも
落ち着きました。
これから肝臓の生検の結果がこれから出るので食事療法などをしっかりしていきたいと思います。
2015/03/09 11:03
門脈低形成
はじめまして。
アドバイスをいただきたく質問させていただきます。
1歳三ヶ月のヨークシャーテリア♂
八ヶ月の時に去勢手術をしました。
その時の血液検査でGPT123と少し値が高かったので肝臓の薬を
処方していただき、値は正常に戻りました。
しかし、薬をやめるとGPTが上がりました。他の値は大丈夫です。
先生に進められ、もう少し詳しい血液検査をしていただき、
結果、総胆汁酸が食後41と高い値が出ました。
アンモニアの値は正常です。
門脈シャントを疑われ、大学病院を紹介されました。
大学病院では、レントゲン、エコーをし、エコーでシャント血管が見えると言うことで
CT、MRIなどはしないで手術になりました。
ところが開腹してみたらシャント血管はなかった。
シャントに見えたのは正常の血管でした。といわれました。
肝臓の生検をしてとじたそうです。
シャント血管がないのにあんなにお腹を切る手術をする必要があったのか。
CTなどをしていればシャントの有無がわかったのではないのか。
門脈低形成だろうと言われましたが、肝臓の生検をしてわかる結果でこれからの
内科的治療が変わってくるものなのか。
門脈シャントが肝内の場合は内科的治療と食事療法と思いますが、
寿命は短いものなのでしょか。
シャントがなかったという結果は逆に良くない結果でしょうか。
質問ばかりですみません。
愛犬自体は痩せ気味と毛づやが悪い、よく震える、頭を壁に押し付ける、
多飲多尿などありますがご飯もよく食べ元気です。