是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちはcat777さん
喉の異常から嚥下困難を起こしているとの事
お腹がすいているだけに食べられない姿を見ているのもお辛いですね
実際に診療をしていないので、具体的な炎症部分がわかりませんが
腫瘍組織は認められなかったとの事なので、繊維増生を伴う食道周囲病変という事で
回答させていただきます
今までの治療経過として
例えばステロイド剤(メチルプレドニゾロンなど)の治療は行なったでしょうか?
頸部の食道病変やリンパ節肥大などへの治療としては有効ですので、試す価値は充分にあると思います
また、炎症性病変があるのであれば、冷やしてあげる事も有効ですので食事の30分ほど前から保冷剤などを使って冷やして炎症をやわらげてあげてもいいかもしれません。
食事は穀物不使用(グレインフリー)のものを使っていらっしゃるようですが、その他にも流動食の高カロリーパウダーなどがありますので、かかりつけの先生に相談されてみてもいいかもしれません
少しでも参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2016/10/05 18:10 参考になった! 5
投稿者 cat777 さん からの返答
是松壮一郎先生
お忙しい中、早速のお返事本当にありがとうございます。
かかりつけの病院に連れていき、ステロイドについて伺ったところ、最初に注射して下さっていたそうです。今回もう一度していただきました。これが少しでも効いてくれればと願っています。
具体的な炎症部分については、奥の方ではありますが、人間で言えば口蓋垂の真下(よく猫の喉をなでるときに触る部分の裏)あたりにあるようです。分かりづらくて申し訳ありません。
食事前に冷やすことや、高カロリーパウダー(いつもの食事にかけたりするものでしょうか?)についても教えていただき、ありがとうございます。かかりつけのお医者様とも相談しながら試してみたいと思います。いろんなことを試してみるうちにまた少しずつ食べられるようになるといいなぁと思います。
親身なアドバイスとお心遣い感謝いたします。
2016/10/06 21:40
塩谷 朋子 先生からの回答
食べる気があるのに食べられないというのは心配な状況ですね。ご心痛お察しいたします。
点滴に通っているのであれば内臓の状態を見ながら
炎症を抑える効果のある薬、痛みを取る効果のお薬、猫なら副作用も出にくいし栄養摂取を優先してステロイド、または非ステロイド系抗炎症剤を注射で打つなども考えてもいいのかなと思います。
補助的にですが初乳グロブリンのサプリメントは口内炎などの痛みには効くことがあるので
液状のフードに混ぜてみてもいいかもしれません。
または、最初は嫌がるかもしれませんが鼻から栄養を入れるチューブを留置してもらい、普段は液体を直接与え、チューブの交換に病院へ通うなどの方法も取れないでしょうか。
先生とも相談してみてくださいねお大事になさってください。
2016/10/07 09:51 参考になった! 3
投稿者 cat777 さん からの返答
塩谷朋子先生
お忙しい中、お返事本当にありがとうございます。
挙げていただいたお薬や注射について、かかりつけの先生に相談して考えてみたいと思います。初乳のサプリメントも注文しましたので、フードに混ぜて与えて様子をみてみます。教えてくださりありがとうございます。
また、鼻から栄養を入れるチューブについては、かかりつけの先生からも少しお話がありましたので、今後視野に入れて考えてみます。
おかげさまで、ここ数日は少し調子がよく、少し体重も増えました。
親身なアドバイスとお心遣いに感謝いたします。
2016/10/11 20:24
食道に炎症のある17歳の雌猫の嚥下困難について。何か状況を改善できるものはないでしょうか。
はじめまして。
アドバイスをいただきたいと思いまして質問させていただきます。
17歳雌のサビ柄猫です。
一ヶ月ほど前からフードが飲み込みづらくなりました。
食欲はあり,すりつぶしたフードを食べようとするのですが,喉を通らずに泡立った唾液のようなものがとろりと絡まった状態で,すぐに吐き出してしまいます。
口に入れても喉を通っているものはほとんどないようです。
唾液を飲み込むのも難しく,思い切り吐き出すのもなかなかできないようで,しゃくしゃくと口をもごもごさせ,気持ち悪そうにする様子がよく見られます。
病院を数件回り,意を決して全身麻酔で食道を検査してもらったところ,すぐにとても固くなっている部分が見つかりました。
病理組織検査をしていただいたところ,「炎症性肉芽組織」とのことで悪性ではありませんでした。
以下所見です。
『炎症性病変が認められました。組織像から炎症の原因を特定することはできませんが,腫瘍性病変はみられず,悪性所見はありません。食道粘膜の扁平上皮質と直下の間質組織がバラバラに得られており,間質全体に及んで肉芽組織の増生が拡がっています。肉芽組織は毛細血管と線維芽細胞の疎な増生からなり,好中球,リンパ球などの炎症細胞やマクロファージが多数混在しています。炎症性に隆起していたと考えられ,構成するいずれの細胞にも異型性はありません』
高齢ですし,お医者様も初めて見る症例ということで,病院ではとりあえず胃腸の動きを活発にするというシロップを処方していただき,点滴に通っていました。
家では,食欲はあるため,すりつぶしたフードを口に運んで,なんとか少量でも胃に届けばという状態でした。
フードをいろいろ試していた中,2週間ほど前,グレインフリーのオソピュアの缶詰をすりつぶして与えたところ,えずきながらも少しずつ食べられるようになりました。
お医者様も驚いて,炎症が少しよくなったのかもしれないと仰っていました。
少しずつならオソピュアを食べることができ,健康な便も出るようになって安心していたのですが,最近また,最初に挙げている一ヶ月ほど前と似たような状態で,食べられなくなりました。
食欲はあるため,喉を通らないのがとてもかわいそうで,痩せていく姿が痛々しいです。
高齢なので手術などは考えておらず,どうかできるだけ穏やかに過ごしてもらいたいと思っています。
もし,なにかいい食べさせ方やフード,お薬など,状況の改善につながりそうなものがあれば教えていただきたいです。
できるものでしたら,極力試してみたいと思っています。
お忙しい中恐縮ですが,よろしくお願いいたします。