井上 平太 先生からの回答
まだ若いのに肝臓の数値が悪い場合には肝門脈シャントや脂質代謝異常・胆管や胆のうの問題がないかどうかが心配です。
総胆汁酸・アンモニア・中性脂肪・アルカリフォスファターゼ・BCAAチロシン比・ガンマGTPなどを追加で血液検査すると良いでしょう。
念のためエコー検査も受けると良いかもしれません。
トイプードルの場合には肝門脈シャントが遺伝的に多い傾向にあります。特にこれがあるかどうかは早急にはっきりさせた方が良いでしょう。
ただし、肝門脈シャントは軽症の場合には手術をすべきか内科的に温存すべきか慎重に判断しなければなりません。
取り越し苦労かもしれませんが念のためにご検討ください。お大事にしてください。
2018/04/09 00:26 参考になった! 3
血液検査値について、精査は必要ないでしょうか?
初めて質問させていただきます。
4歳の♀のトイプードルなんですが、血液検査値について精密検査が必要かお聞きしたいです。
検査値としてはWBC 9400、Plt 30万と正常ですが、RBC 867万、Hb 19.4とやや高く、AST 254、ALT 36、BUN 25、Cr 1.0と肝機能異常があります。X線、CT、超音波などは行っておりません。
元気はよく、普段通りに食事、排泄もできています。また体重も変化していません。血液検査の3日ほど前に繰り返し嘔吐はしていました。下痢はなかったです。次の日には普段どおりでしたが。
ただ最近、家庭の事情で家と他の家を行ったり来たり(3-4日間毎に)しており、ストレス・疲れなども溜まっているかと思います。
かかりつけの獣医さんには食事によるものの可能性が高いと言われはしましたが、特に以前とは変えておりません。
他に原因は考えられるでしょうか?