井上 平太 先生からの回答
何らかの原因で脾臓が腫大する事は大型犬ではたまに見受けられます。
原因としては脾臓が物理的に折れ曲がり短期間でかなり大きく腫大する場合・脾臓の原発性の腫瘍・リンパ腫など色々ございます。
脾臓は血管の固まりのような臓器ですので、大きくなりすぎた腫瘤が突発的に自壊したり、外からの圧迫で破れたりすると動脈が破裂したようなもので瞬く間に腹腔内が血液で満たされます。
誠にお気の毒ですが手術を受けたとしても準備中にどんどん出血してしまい、麻酔を初めて腹膜を切開する頃には出血多量で絶命してしまうことがほとんどです。
残念なことですが血液検査では判りません。破裂して大出血を起こすまでは無症状で、強いて言えば腹囲膨満が認められるくらいです。
ある程度大きくなっていればレントゲンで判りますが、エコー検査ですともう少し早く発見できます。ただ、確実な早期発見はCTやMRIが必要になります。
突然の大出血が起きてお亡くなりになるまでの間に痛みはおそらく無かった物と思われます。
おそらく眠気と寒気と自分の身に何が起きているか判らない不安感に包まれていたのだと思います。
しかし、その時間を大好きな飼い主の方と共有できたことは彼女にとって幸福なことだったでしょう。
飼い主の方の文章から彼女(シェパード)に対する愛が伝わります。それだけ愛されたと言うことは彼女がそれだけ飼い主を幸せにする徳を積んだのでしょう。
あまりにも突然のことでお別れのための時を戴くことも出来ず辛いことと思います。ご冥福をお祈り申し上げます。
2019/07/15 23:45 参考になった! 2
投稿者 みい さん からの返答
ご丁寧に返信ありがとうございます。
先生のおかげで家族みんなが救われました。
返信の全文書は家族間で共有させていただきました。
お忙しい中本当にありがとうございました。
2019/07/16 10:20










脾臓腫瘍について
犬(シェパード)12歳、外犬、既往歴なし。5月にフィラリアの薬をもらいに受信したが何もないとのこと。血液検査も問題なし。
夕方は元気で走り回っていた。20時ころにも犬小屋に行った際もいつもと変わりなし。22時頃に犬小屋に行くと、いつもは立ち上がるのに全く立ち上がらず脱力している。小屋を開けると、そのまま倒れてしまう。力が入ってないような脱力している感じで、呼吸もやや早い。嘔吐などは無し。すぐに救急の病院を探したがなかなか見つからず23時頃に一軒目の病院に到着。エコーにて脾臓からの出血があり、ショック状態であるとのこと。すぐにオペできる病院に行ったほうがいいとのことで23時半ころに出発し40分かけて二軒目の病院に出発。到着後検査すると、脾臓腫瘍から出発し腹腔内出血をおこしており、血液検査からも貧血が進行している。腎臓、肝臓にも転移があり、オペしても無駄だろう、とのこと。お家で看取ることを決断し、点滴にて貧血改善のため補正と痛み止めを行い、また40分程度かけて帰宅。日付が超えて2時40分頃に家に到着とともに家族に見守られ呼吸停止。 脾臓腫瘍は大型犬に多いとのことですが、やはり血液検査など、検診では気づかないものなんでしょうか?また、ショックを起こしてからこんなにも早くなくなってしまうのでしょうか?愛犬はずっと苦しかったのでしょうか?