栗尾雄三 先生からの回答
獣医師の栗尾と申します。
鼠径ヘルニアは下痢とは関係ないと考えるのが一般的です。
重度のヘルニアではわかりませんが、おそらくそうではないと思います。
膝のゆるみは小型犬にはよく見受けられることです。
もちろん、そういうのが無いのがよいのですが、割とよくあることなので、仕方ありません。
膝は万が一、悪化するようなことがあれば手術で治せば問題ありません。
それは鼠径ヘルニアも同じ話です。
シェルティということなので、ペットショップの方がおっしゃられるように膝はおそらく成長とともにおさまるケースがほとんどです。
鼠径ヘルニアについては、もし、目立つようであれば、避妊手術の際に同時に治すことがあります。
そこまで難しい処置ではありません。
病気が理由で引き取りを断念するというのは少し残念なので、できればそういったところも含めて受け入れてあげて欲しいなと思います。
生き物なので、いろんな性格があったり、身体的特徴があったり、病気になりやすかったりは仕方ありません。
重症、重病というわけではありません。あまり深く考えず、かわいらしい姿をみて、ぜひお迎えしていただきたいなと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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どうぞよろしくお願いいたします。
2021/03/25 00:17 参考になった! 1
投稿者 M さん からの返答
栗尾雄三先生
ご回答頂きありがとうございました。昨年、私自身が溺愛していた愛猫を亡くし、怖くなり不安感が増してしまっておりました。先生のご説明で、鼠径ヘルニア等の症状や対策、対応が分かり、とても安心しました。
縁があって一緒に暮らせるのであれば、とても幸せな毎日を過ごさせてあげたいと思ってます。
今後、迎え入れる時を楽しみにしたいと思います。
丁寧なご説明、誠にありがとうございました。
2021/03/25 01:07
鼠経ヘルニアについて
はじめまして。
新しく引き取る予定の子犬について質問させて頂きたく思います。
2021年1月10日生まれのシェルティ(メス)をペットショップで紹介されたのですが,鼠経ヘルニアや膝関節が緩いとの診断を受けているという説明を店員に受けました。一見歩行は問題がなさそうに見えたのですが,現在,下痢気味であると聞きました。また,その際に『膝関節の件はもう少し大きくなって筋肉がつけば治る。』『鼠経ヘルニアについては,脂肪の塊だからこちらも足腰の筋肉がつけば治る。将来歩行困難になることもない。』との説明を受けました。しかし,本などを見ると『鼠経ヘルニアは内臓が出てしまうことがあり,外科手術を推奨する。メスで出産などを考えている場合は,特に。』などとの記載がありました。下痢とは関係がないのでしょうか。
現在猫がおり,私自身も出産を控えている身です。一緒生活をするならば幸せにしてあげたいと思っておりますので,正しい知識をもっていたいと思い,ご質問をさせて頂きました。場合によっては,引き取りを断念せざるを得ないとも考えております。
膝のゆるみと鼠経ヘルニアについて,教えて下さい。よろしくお願いします。