だいじょうぶ?マイペット

免疫不全の病気の治療

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員

 
2006/01/30 19:16

11歳のオス犬です。
去年のゴールデンウィークにぐったりして、自分で起き上がることも歩くことも出来ない状態になりました。
病院で診察を受けたところ「肝臓の病気」ということで、お薬をもらい夏頃には、普段の8割にまで回復しました。

ところが、9月に入ったころしきりに足の先をなめます。
そして肝臓の定期健診における悪化が確認されました。
足の先は、4本とも肉きゅうがガチガチの魚の目状態になり、指の間は赤くただれ、足のスネなどもあかくただれはじめました。また、口のまわりも赤くただれてます。

これらの状態を確認した主治医からの答えは「免疫不全の難病」との回答でした。
今は、ステロイド剤と抗生物質を呑み続けてます。
抗生物質は定期的に変更しています。
思えば、去年の春に毛が全然生えかわらなったのです。
おかしいとその時に感じましたが、元気で食欲もあったので見過ごしてしまいました。
「肝臓の異常」もすべては「免疫不全」によるものだったと後になり判明しました。

現在は薬を飲みつつも、状態が改善する様子が見られません。少しづつただれがひどくなっている感じです。また肝臓は肝硬変のような状態とのこと。

主治医からは、「命あるかぎり薬を飲み続けるしかない」旨の話がありました。

今後、どのように病気と付き合っていけばよいのかアドバイスお願いします。


 肝臓疾患があって、肉球がガチガチになる(角化亢進)あるいは足や口の周囲のただれ、と言えば壊死性遊走性紅斑を考えます。

 もちろん、外部寄生虫、微生物感染などの検査は必要ですが、参考までにこの疾患の特徴についてお話させてもらいます。

 壊死性遊走性紅斑(違う名称もあります)はあまり原因が知られていなのですが、肝不全や膵臓腫瘍があるときに見られる皮膚症状です。稀ですが、よく知られている疾患です。症状はその他にも、目、耳、足の関節などにも見られることがあります。

 ちなみにこの疾患の特徴は、血液検査にも見られます。
肝不全が根底にある場合は、低アルブミン血症、貧血、肝不全徴候(ALP、ALT、AST、ビリルビン、総胆汁酸の上昇、BUN低下、ただし、高血糖を示すことがある)。
 膵臓腫瘍が根底にある場合は、血液検査に特徴は見られません。

 この疾患の治療にはステロイドは欠かせません。しかし、同時に糖尿病のリスクも高く、常に血糖値や尿糖をチェックして下さい。その他栄養支持も大事です。

投稿者 さん からの返答

ルスの飼い主の後藤と申します。
私の質問に明快にお答えいただきありがとうございました。

先生の回答を読ませて頂き、少し気持ちが落ち着きました。
今までは、何の病気かもわからない状態でしたので・・。
血液検査における肝臓の数値は軒並み悪いです。5月に悪くなってから、夏には少し回復したのですが、秋以降現在に至るまで、病院の機械では測りきれない状態の検査項目もあります。
このまま状態が悪化していくのを、ただただ見つめているしかないのかと、もんもんとしております。

まず自分のできることとして、栄養状態にさらに気を配りたいと思います。

このたびは本当にありがとうございました。

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