井上 平太 先生からの回答
先ず一般的な注意としては今の時期体を冷やさないようにする事と夏場は暑すぎないように冷房で冷やし過ぎないようにする事です。
薄い尿がたくさんでますので十分に水分を取らせて上げて脱水を防いでください。出来れば人肌くらいの湯冷ましが良いでしょう。
食事に関しては今は良い療法食がたくさん出ておりますので、それを使用するのが一番良いでしょう。
あとは人間の透析の代わりに定期的に皮下点滴を受ける事と、コバルジンなどの吸着薬で尿毒症物質の血中濃度の増加を防ぐ事が大事です。
効能外利用になりますが、ACE阻害薬といわれる循環器系の薬が腎不全の進行抑制に効果有との報告がございます。主治医の先生にご相談下さい。
腎臓を治す事は出来ませんが、それによる尿毒症の進行は遅らせることが出来ます。どうかお大事にしてください。
2006/04/25 02:50 参考になった! 1
投稿者 luna_and_chapico さん からの返答
井上先生、貴重なアドバイスを頂きまして有難うございます。
もういい歳なので、色々な疾患が出てきてしまうのも分かりますが、飼い主として出来る限りのことをしてやりたいと思っております。
2006/05/02 02:50
腎不全について。
お世話になっております。
今年の血液検査にて、うちの子(ゴールデン)は異常な数値が出ました。
特に問題視されているのが、
尿素窒素:68.1mg/dl
クレアチニン:3.9mg/dl
アミラーゼ:2496u/l
ということで、「腎不全」の診断が出ました。先生はこの数値が出るということは、かなり犬本人も辛いし貧血・脱水も考えられるとのこと。
ただ犬本人はというと、食欲もありますし排泄も今のところ問題なくできる状態です。(歳相応の元気があります)
確かに腎臓が悪いという事で、多飲多尿は見られます。
このまま放っておいたら尿毒症になる可能性があるらしく、点滴治療を勧められました。
腎臓サポート用の処方フードを与え、点滴治療をし、あとはどんなことをしてあげればよろしいのでしょうか。
腎臓は悪くなってしまうと再生はしないことは知っておりますので、進む症状を遅くするにはどんな方法があるのかをアドバイス頂きたいと思います。
よろしくお願いします。