松倉 源太郎 先生からの回答
こんにちは。
ブドウ膜炎というのは、眼の内側の部分の炎症の総称です。外側からの激しい外傷だけでなく、全身性の炎症疾患から続発的に起こることがあります。治療は目薬とステロイドの内服が一般的です。つまりこの子はブドウ膜炎の治療はきちんと行われていると思います。
しかし、全身性の疾患がある可能性がありますので、その点を必要に応じて検査を進めていく必要があるかもしれません。
また、眼科は特殊な分野でもあります。なかなか専門医はいませんが、必要であれば、現在の獣医師に相談して、専門医を紹介してもらっても良いかもしれません。
ブドウ膜炎が治ったかどうかは、確かに眼の赤みを見ればわかると思うのですが、基礎疾患があれば、また再発するかもしれません。またブドウ膜炎に関してはステロイドでの治療ですが、基礎疾患に対してステロイドが悪影響を及ぼす可能性もありますので、全身状態に変化が見られたら、すぐに追加の検査をした方が良いと思います。
また視力に関してですが、ブドウ膜炎だけでなく、年齢に伴って様々な病気で視力が落ちている可能性があります。一番簡単な方法としては、白いコットンを静かに目の前に落として、その落下に反応すれば、見えていることになると思います。それでは。
2006/04/13 16:47 参考になった! 0
投稿者 luna_and_chapico さん からの返答
お忙しいところ、ご回答を頂きありがとうございます。その後、ブドウ膜炎の方も特にひどくなるわけでもなく、(かといって良くなってもいないのですが・・・)、小康状態を保っております。
全身疾患については、血液検査一つ取ってみても、若い頃に比べればあまりいい結果は出なくなっているので、そういって面でもブドウ膜炎の原因になっているのかもしれません。
人も犬もいつまでも若いわけではなにのだと、改めて実感しました。これからも精一杯の治療をさせてやりたいと思っています。
ありがとうございました。
2006/04/20 04:47
ぶどう膜炎の診断が。。。
初めて質問させて頂きます。
今朝、うちのゴールデン(ルナ)の目の異常に気付きました。黒目(人間で言う瞳の部分)が赤くなっているのです。
お昼、すぐに近所の病院へ連れて行きその先生には「ぶどう膜炎」と診断されました。先生曰く「原因はわからない。歳を取ると色々ね・・・。」と言われました。
目薬と飲み薬をもらい今週の土曜日まで様子を見ましょうということになりました。もちろん土曜日までにもっとひどくなるようならすぐ連れてきてくださいと言ってくれています。
角膜に傷は無く、今のところ緑内障の併発もないようです。(←なにより犬本人が痛がっていません)
ただ夕方、目薬を点す際に気付いたのですが、どうやら赤くなっている目の方は見えていないみたいでそれが少し気になります。
近所の先生が仰ってくださっているようにぶどう膜炎は「様子見」として放っておいても大丈夫なのでしょうか。
放っている間に緑内障とか他の病気が併発しないのか心配になりました。(放っているといってももちろん飲み薬&目薬は続けますが・・)
目の赤い部分が飲み薬と目薬で綺麗に取れればぶどう膜炎は治ったと言えるのか、赤い部分がなくなれば視力は戻るのか、この文章だけでは難しいとは思いますが分かる範囲で結構ですので教えていただけませんか?
手遅れになる前にできるだけのことをしたいと思い、色々な方の意見もお聞きしたいと思っております。
よろしくお願いします。
ちなみに近所の先生は眼科専門医ではいらっしゃいません。