北森 隆士 先生からの回答
口腔内の腫瘍に関しては、ご質問の通り、良性でも、骨に浸潤するタイプのものがあり、一般の病院ではなかなか対処できないのが現状です。おそらく、組織検査、外科手術、放射線療法と一連の治療が可能な病院・獣医師は、国内ではかなり限られると思います。
そのような状況で、質問者が今回かかった病院は、非常に専門性の高い病院と推察します。
<今後、放射線治療を受けた場合のメリット、デメリットと
<外科手術を再度受ける場合に留意しておくことがあれば教
<えてください。
このような時こそ、かかりつけの先生の出番ではないでしょうか?
疾患名、手術、放射線療法・・・原因、治療法と全て分かっている現状ならば、ぜひもう一度、かかりつけの先生、無論二次病院の先生も含め、お話なさったら良いと思います。かかりつけの先生はおそらく治療費のことも含めてより飼い主の立場で、二次病院の先生は病気中心にお話なされると思います。決めるのは飼い主ですが、もう一度、不安な点を話されると良いと思います。
2006/05/26 18:54 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
北森先生、
適切なアドバイスありがとうございます。そうですね、ずっと長いことお世話になっているかかりつけの先生に伺ってみようと思います。不安に思っている点等をお話してみて今後について決めて行きたいと思います。有難うございました。
2006/06/02 06:54
エプリス
もうすぐ11歳になるアメリカンコッカースパニエル(女子)の下顎にあるエプリスについて質問致します。
昨年末トリマーさんから下顎の中央部分にしこりがあると指摘を受けたので掛かりつけの獣医さんに相談致しました。当初は骨の変形と言われましたが年明けには少し大きくなっているように思ったので再度伺いましたところ、詳しく検査を受けれる専門病院を紹介して頂きました。
ただ費用が思ったより高かったため決断に少し時間をかけてしまい、
結局専門病院に伺ったのは3月の中でした。そちらでCTと組織検査を受けた結果良性のエプリスという組織が下の歯茎から下顎にかけて浸潤しているという事が分かりました。正直良性と聞いてホッとしたしましたが、浸潤性が強くそのままほっておくと腫瘍がどんどん大きくなるという事でしたので、放射線治療か外科手術の2つの方法を提示されました。放射線治療は新幹線でも数時間かかるくらい遠い病院に1ヶ月の入院が必要といわれ、結果外科手術を受けることに決めました。4月に手術を受けて両下顎を半分切除しました。獣医さんは見た目あまり変わらないとおっしゃってましたが、飼い主としては常に口が開いている状態の我が子を見るのは忍びないと感じたのが正直な気持ちです。食事はそれまでのドライフードは×で、缶詰のフードをミキサーにかけて舐めやすくしてあげています。本人も頑張って新しい食事法に慣れようと頑張っていました。ところが1週間後の抜糸の通院時にどうやらエプリスの組織が
まだ残っていることが断面の組織検査の結果わかりました。正直いってとてもショックでしたが、そのままにしておくことも出来ず急遽再手術を行いました。今度こそ完全に取り除けていると良いのですが、先生によると、転移性は無いので最悪下顎を取ってしまえばそれよりさらに奥に浸潤することは無いとおっしゃっていました。骨を切る手術はとても痛いとお聞きしていてその痛みを2度も体験させているのでもうこれ以上は再手術させたくありません。お金の話をするのは本当は嫌ですが、費用も検査と手術とで70万円近くかかっていて、再手術のことは最初聞いていなかったので予定外でした。再手術の組織検査結果はこれから出ますが、また再々手術、もしくは今度は放射線治療と言われたらどうしたら良いのかわからずとても不安です。
今後、放射線治療を受けた場合のメリット、デメリットと外科手術を再度受ける場合に留意しておくことがあれば教えてください。