北森 隆士 先生からの回答
(口が利けないので)人間と違って感染症の発見が遅くなること、感染症の良い薬が無い事(例えばジステンパーや肝炎)、院内での検査が出来ないこと(肝炎など)、死亡率が高いこと(パルボ、肝炎など)・・・それらの理由でワクチンは必要なのですが、
学問的に毎年必要か?といえば、毎年必要な分画もあれば、数年に1回打てばよい分画もある・・という答えになります。
しかし、現在、ワクチンはほとんどが色々な分画が混ざった混合型なので、結局、毎年打つ方が安心ということになります。もしそれでも毎年打ちたくなければ、血液検査をして、免疫力を計って、十分あれば接種しないということもできます。
副作用に関しては、これは慎重になるべきです。死亡することも
あります。このことに関しては、先生に十分お話を聞いてください。
<フィラリア予防の液状のお薬にも、
<農薬などの成分が入っていますが、
<皮膚から身体に中に入って犬に影響
<はないのでしょうか。
確かに農薬で使用されています。しかし、
農薬だから怖いという考え方は少々違う
と思いますよ。獣医薬として安全に使用
可能な化学物質が、たまたま農薬としても
有用だというだけではないでしょうか。
現に、現在我々が使用するフィラリア予防
薬は、使用法されあやまならければ
副作用はほとんどありません。
また、フィラリア薬が流通するようになって
イヌの寿命は飛躍的に伸びました。もし怖い薬
ならば、そのようなことは起こりえないはず
でしょ?
確かに、お薬は、人間が人工的に作った化学
物質ですから、100%まったく副作用がない
ともいえませんが、そのリスクは、飲まない
場合にフィラリアになるリスク(2年予防しないと
90%以上がかかると言われています)よりも
はるかにはるかにはるかに小さいと言えますよ。
<皮膚から身体に中に入って犬に影響はないのでしょうか。
つけるタイプのお薬を使用しているみたいですね。
もしより化学物質による安全性が心配というの
であれば、飲むお薬に変更してみては如何でしょうか?
非常に専門的になりますが、皮膚につけるタイプの薬の
成分は1~2週間体内で残留します。これに対し、
飲むタイプのお薬は1~2日で体内から排泄されるので、
より安心です(フィラリア予防は24時間カラダに作用
すれば十分ですから)。
2006/08/03 23:54 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ありがとうございました。
2006/08/10 11:54
ワクチンについて
毎年、ワクチンの接種をしています。
キチンと受けさせる事が当然だと思っていたのですが、毎年の接種が必ず必要なのでしょうか?薬には副作用があると思うのです。
フィラリア予防の液状のお薬にも、農薬などの成分が入っていますが、皮膚から身体に中に入って犬に影響はないのでしょうか。
今、とても心配をしています。