是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、らんぱぱさん。
ランちゃんの手術の件ですが、他の手術(今回はイボの手術)と同時に避妊手術をしてはどうかと言われたということですね。
この件に関しては獣医師でも意見が分かれるところなのかもしれませんが、個人的には手術日は別にした方がいいという意見です。
腫瘍だけではなく、避妊手術も同時に行うとなると、麻酔の回数は一度になりますが、麻酔時間、手術時間は増えますし、万一、腫瘍が悪性で、転移が見られた場合、開腹による身体への負担は大きくなります。
麻酔自体は、肝臓腎臓に問題が無ければ、手術後の薬の代謝排泄は早いものが多いので、ある程度の期間があいていればなんら問題なく行えるものです。
避妊手術に対してあまり積極的にしたいとお考えでないのならば、今回は急いで結論を出されなくてもいいのではないでしょうか。
まずは、イボの手術だけをお願いして、その後ランちゃんの様子も落ち着いてらんぱぱさんたちの気持ちも避妊手術をする方向にまとまったらあらためて手術を依頼されるスタンスで構わないと思います。
どうぞお大事に
2007/02/06 10:30 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
是松先生、早速のアドバイスを頂き感謝しています。ランをずっと診ていただいていた先生ではなかったので余計に不安を感じていたような気もしますが、まず組織検査をして頂くことにします。悪性腫瘍でないことを願いたいです。ありがとうございました。
2007/02/13 10:30
津山 慎吾 先生からの回答
津山です。
不妊手術については多種多様の考えがあります。
獣医学知見からいうと、不妊手術を行うことにより乳癌や子宮蓄膿症などの致命的な病気の予防になります。理想の手術時期ですが、発情を迎える前の生後6ヶ月くらいが理想です。その点から言うとランちゃんは6歳を迎えており、年齢的なリスクも伴います。また、必ずしもこのような病気になるとは限りません。
今後手術から積極的に病気の予防に努めるか。定期健診にてこのような病気の早期発見に努めるのか。家族の皆様と獣医さんと相談をしてみてください。
臀部付近の腫瘍については、悪性のものも十分可能性がありますので慎重にすすめてみて下さい。
2007/02/06 11:40 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
津山先生、早速のアドバイスを頂き感謝しています。まずは組織検査をして頂き当面の問題を先に解決したいと思います。とても参考になりました。このサイトに出会えてよかったです。ありがとうございました。
2007/02/13 11:40
全身麻酔の手術
初めまして、ワイヤーヘアードダックスフンドメス6歳です。
去年3月に転勤になり2世帯で日中めんどうをみてもらっていた両親に預けて離れて暮らしています。半年くらいは精神的に不安定でしたが、今は落ち着いています。尻尾の付け根に3mm大の少し盛り上がったイボができていて1月11日に受診。特に痒がることも痛がることもなく気にしている様子はありませんでしたが、少し大きくなっているような感じがしたので母が1週間後に再受診。切除を希望していましたが、全身麻酔になるとのことで、その際避妊手術の意志があれば、同時にしたほうが再手術で避妊をするよりも体に負担が少ないという助言を頂いてきました。組織検査は行ってはいないので良性悪性の判断はまだできていません。そろそろ生理が来る時期であり3月にはワクチン、4月には狂犬病の注射・・・。性格的には気が弱いのですが我慢強いのでこの時期に手術をすることがストレスになりはしないかと手術に踏み切れず迷っています。避妊をすると健康上いいと聞きますが、何もなければ自然に過ごさせてやりたいと思っていたので判断に迷っています。
先生のご意見を是非お聞かせ下さい。よろしくお願いいたします。