だいじょうぶ?マイペット

糖尿病の高齢犬、食べなくなりました。

質問カテゴリ:
食事、栄養について

対象ペット:
/ シーズー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員

 
2007/02/17 00:59

はじめまして。急に食べなくなった状況へのアドバイスをお願いします。

シーズーのオス、15才。5才頃より糖尿病の為、インシュリン注射を続けています。
去年の夏より、肝臓の数値が良くないとのことで、飲み薬を処方されていました。
その為、月2回は通院していました。
食事は糖尿病が発病した時からずっと、ヒルズのドライフードを勧められて食べさせていました。
高齢の為、足腰も弱り、目も見えなく、最近では呼び掛けても反応しなくなりましたが、排せつの為の外出や寝る場所の確保、水飲みなどは自分から行動を起こして、以前と変わらない様子でした。

そんな矢先、1月9日に朝から何も食べず、午後にはぐったりとした為、病院で見てもらったところ、38度超の熱と、肝臓と腎臓の数値が振り切れるほど悪くなっており、13日の土曜まで入院していました。
毎日様子を見に通ったところ、11日からは元気になり、こちらに気付くと凄い勢いでしがみついて来ました。
12日までは酸素室に入って点滴で栄養補給をしていましたが、退院する前日から缶詰のフードを食べ、家でも同じものを食べさせていました。
その後、週2回の通院で、肝臓の数値を押さえる為の注射と、栄養補給を行っています。(家庭では、肝臓の薬とインシュリン注射を毎日行っています)
缶詰のフードでは便が柔らかく、エサ皿から食べるのが大変そうだった為、一週間ほどでドライフード(ヒルズのi/d)に変えました。
しばらくは普通に食べていたんですが、だんだんと食が進まず、お湯でふやかしても、ヨーグルトのトッピングをしても食べなくなってしまいました。
以前のフードをまぜても、一回目は食べても、次からは見向きもしなくなりました。
その後、どうしても食べないのなら、さつまいもやカボチャ、ご飯をあげても良いとの許可で食べさせても、すぐに食べなくなってしまいます。
食べる気はあるのか、いつもの食事の時間になると、エサ皿の位置に行って、用意されたゴハンの匂いを嗅ぐのですが、気に入らないと顔を背けてそのままです。
手で口元に持って行き、中に入れて食べさせても吐き出します。
トッピングでごまかそうにも、混ぜたら食べず、振り掛けただけではトッピングしか食べません。
が、パンの欠片やボーロ、豆腐など、その度に違うのですが、別のものを与えると、飛びつくように食べました。
また、気に入ったものが用意された時は、ガツガツと食べ始めます。
しかし、食べたいものがその都度に違う為、何かを食べる日と何にも食べない日があります。
今までなら飛びついていたヨーグルトやビスケットもダメな時はダメです。
そんな食事状況ですので、便は二日に1回ほどです。
尿は日に5、6回、主に外で排せつする為、したくなったら知らせに来ます。
水分は、自分から取る場合と、何にも飲まないので無理矢理飲ませています。
体重は現在、4.6キロです。(元気な頃は6キロ以上ありました)
測る度に500グラムずつ減っています。

栄養は週二回の注射で補給されているのか、食事以外はまったく以前と変わりません。
病院で相談したところ、食べたいものを食べさせて良いとしか言われません。(私ではなく、母が連れて行くので直接は話せません)
が、もはや、何を食べたいのかもわからず、色々と試してはいるのですが、気に入らないようです。
ささ身の茹で汁や、煮干しの出汁のお粥、野菜のスープ、カボチャ裏ごし、味なしの茶わん蒸し等、出すと食べる日もあれば、見向きもしない日もあります。
病気でちやほやされたので気を良くし、我がままになっているのかもしれませんが、何ぶんとも高齢で、しかも幾つかの病気を抱えている為、思いきった処置が取れないでいます。

好き嫌いをするようになってから、痴呆の症状も気になったので、「メイベットDC」というサプリを与えました。
その後、偏食が激しくなったので、3日で止め、様子を見ています。

治療に関しては、現在の投薬と注射による肝臓の数値押えと、栄養補給は続ける方針です。(治すというよりは、楽になって生活出来る為と考えています)
せめて、家庭で少しでも食べれるようにしたいので、アドバイスをお願いします。


 今晩は。
 「患者が食べたいの思われるものを与えてください。」このフレーズは私もよく色々な病気の進行した状態で言ってしまいます。辛い思いをさせて処方食を続けさせる困難さから開放してあげたい気持ちから出る言葉なのですが、かえって飼い主を苦しませてしまうことも多いようですね。反省いたします。
 話を本題に戻します。ペースト状の栄養剤や液状の栄養剤を注射ポンプやスポイトなどで口の中に流し込んで舐めさせることができれば、ある程度維持はしやすくなると思います。全く食べなかったり突然たくさん食べたりでは、血糖値のコントロールがさぞや大変かと思います。
 血糖値をこまめに測って最適なインシュリン量を注射してください。それが難しい場合には食べたもののおおよそのカロリーを計算してそれに比例した量のインシュリンを注射しませんと突然の高血糖や低血糖を起こし昏睡や痙攣を起こすこともございます。ここに特に注意を払ってください。
 最後にまた話を戻しますが、1日も長い延命ということからは逆行してしまうかもしれませんが、この子に残された時間を後悔のないように過ごさせてください。そのためには食べたくなければ無理に食べさせずにそっとしておいてあげる・食べられる物であればクッキーでもケーキでもカルビの焼肉でも今まで禁止されていたものを好きなだけ食べさせてあげるのもひとつの考え方です。
 もしも気分がすぐれずに全く食べられないのであれば、あえて何も与えずに皮下補液だけで過ごさせて家でゆっくりと家族とともに時の流れに任せる事もひとつの選択肢です。
 拝見していない私ではなく、あとはしっかりと主治医の先生と相談され、ご自身で家族のこれからの過ごし方を決めてあげてください。実際には病院に行っていない飼い主の方でも、事情を説明すればきっと相談のお時間を設けていただけると思います。
 どうかお大事にしてください。

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