だいじょうぶ?マイペット

ハウスダストアレルギーの場合、ドッグフードは変更すべき?

質問カテゴリ:
皮膚の異常 / 食事、栄養について

対象ペット:
/ スタンダードプードル / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
埼玉県 / シロンママさん (この方の過去の質問 1件)

 
2007/03/23 16:23

はじめまして。Mプードル2歳♂未去勢です。

昨年から、目の周りをかゆがり、今年になり、アレルギー検査を行い、
ハウスダスト陽性(数値は250位)・ストレージマイト陽性一歩手前
食物に関しては、数値はあるが陰性(鶏3、牛・ラム1 米3)
となりました。
現在、抗生物質と低容量のステロイド剤1日半粒を飲んでいます。
現状は、目の周りの赤みは随分減ってきているのですが、まだカユミは完全になくなっておりません。

フードを数値のないものに変更したらどうかと言われ、現在サーモンとさつまいもの低アレルゲンフードというものに変えて2ヶ月たちましたが、
足先を噛む頻度は、前のフード(鶏七面鳥ラム魚米入り)より、増えた気がします。

魚のフードを食べていたら、そのうち、魚のアレルギーになるのではないかと心配です。
違うフードに変えてもいいのでしょうか?その場合、同じ魚系がよろしいのでしょうか?
病院に話をすると、療法食と言われそうで・・。経済的な問題もありますし。
宜しくお願いいたします。

 アトピー性皮膚炎の治療を考えるとき、私はアトピー性皮膚炎を2つに分けて治療計画を立てています。
1つはハウスダストや花粉などの環境アレルゲンに対するアトピー、もう1つは環境アレルゲンと食物アレルゲンに対するアトピーというふうにです。
食物アレルゲンのみのアレルギー反応を起こすのは、一般にアトピー性皮膚炎とは言わないので含めていません。

 そして、アトピー性皮膚炎の動物に食事療法を実施するのは1つの立派な治療だと私は思っています。
アトピー性皮膚炎の治療は様々な治療を組み合わせることで、1つのお薬に頼りすぎないようにするのも重要なポイントになります。
特にステロイド剤や免疫抑制剤においてはこの考え方が非常に重要です。
ステロイド剤や免疫抑制剤による副作用は投薬量に比例する傾向がありますので、投薬量を減らすための1つの手段として食事療法を併用しています。
食事療法で食物アレルゲンに対するアレルギー反応を抑えると、その分お薬の量が減り副作用を軽減あるいは避けることができます。
ただ、環境アレルゲンに対するアレルギー反応がある限り、食事療法だけで症状が全くなくなるということはないかもしれません。
この考え方は"アレルギーのコップ"という人のアレルギー性疾患の治療概念にもあります。

 しかし、食事療法を取り入れる前には必ず除去食試験を実施しておくことをお勧めします。
食物アレルゲンを調べるにあたって、血液検査では様々な限界があり、検査結果と症状に関連があるかどうかは不明なこともあります。
現在、食物アレルゲンを調べる最も信頼できる方法は除去食試験です。
この試験は食物アレルゲンを調べるだけではなく、治療を兼ねることもあります。
当院ではステロイドを減量できなかったり、中止できない動物には必ず除去食試験を実施します。
適切に実施された除去食試験は、診断と治療に十分な価値がある試験です。ぜひ、実施してもらいたいと思います。

投稿者 シロンママ さん からの返答

ありがとうございます。
除去食試験を希望してみたいと思います。
今は、症状が安定しているので、このまま再発しないように、(悪化しないように)病院と話し合ってみます。
早々の回答ありがとうございました。

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